イブニングセミナー(第106回)

(技術と社会部門企画)


開 催 日: 2008年6月25日18:00〜20:00 (水曜日)
会   場: 早稲田大学理工学部(大久保キャンバス)「53号館204教室」(会場が変更になりました。ご注意ください)
[東京都新宿区大久保 3-4-1/電話(03)5286-3000/JR「高田馬場」駅戸山口下車 徒歩12分,都バス「都立 障害者センター」下車徒歩1分,地下鉄東西線「高田馬場」駅下車徒歩12分] →早稲田大学キャンパス案内図(早稲田大学のホームページ)
趣   旨:  技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も社会との深い関わりの中にあることは明らかである.我々が新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
テーマ
および講師:

「エンジンのエンジニアが世界初のエンジニアリングを紐解く」

 1983年Hondaはバイクでは初めてバルブ休止機構を搭載したCBR400RRを量産した.この機構は(後にVTECのベースとなる)かなり前,バルブ駆動系を制御するなどという発想は「ゲテモノ」とさえ言われていた時期,Hondaにおいていち早く機構の実証に成功していたのだが.
 またそれから9年後の1992年,Hondaはレーシングマシンで培った楕円ピストン技術を750ccのNRという市販車に適用もした.
 本講演では,当時,これらの開発を牽引した立場から,世界初のエンジニアリングに至る軌跡を単なる部品の「設計」ではなく,その背後や周辺にある実験装置の考案から加工機の開発などを含んだ,総合エンジニアリングの「技術開発」として振り返り,革新技術創造の過程について話題提供する.


講師:平野 允((株)本田技術研究所)
定   員: 40名
参 加 費: 会員1000円(学生無料),非会員1500円(学生非会員500円)
(当日会場にて受け付けます)
申込み方法: 「イブニングセミナー(第106回)申込み」と題記し,(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください.
なお,当日会場でも申込みを受付けます.
FAX送付先: (03)5360-3508(担当職員 加藤佐知子)E-mail:kato@jsme.or.jp
<懇親会> 高田馬場駅前の土風炉(とふろ)にて、講師を囲んで懇親会を行います。
(会費\3,000程度)
問合せ先: 〒150-8677 東京都渋谷区恵比寿2-27-10 日機装第2別館
日機装(株)流体技術カンパニー
 小西義昭
TEL:03-3443-3728  FAX:03-3444-2403
E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp


都立産業技術高専
 吉田喜一
TEL:03-3801-0146 ex.544
E-mail:kyoshida@kouku-k.ac.jp

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