No.09-123「第3回若手技術者のための技術者倫理セミナー

−技術系管理者におけるリスクマネジメントを考える−


〔技術と社会部門,イノベーションセンター 合同企画〕

協賛(予定)
日本技術士会,可視化情報学会,計測自動制御学会,自動車技術会,精密工学会,ターボ機械協会,日本計算工学会,日本航空宇宙学会,日本塑性加工学会,日本鋳造工学会,日本マリンエンジニアリング学会,日本ロボット学会,溶接学会,日本建築学会,土木学会,電気学会,日本化学会,電子情報通信学会

開催日
  2009年11月7日(土)10.00〜17.00


会 場
  
明治大学秋葉原キャンパス(〒101-0021 東京都千代田区外神田1-18-13秋葉原ダイビル 6F 601号室)
JR山手線・総武線「秋葉原」駅(電気街口)(徒歩1分),東京メトロ日比谷線「秋葉原」駅(2・3番出口)(徒歩4分),東京メトロ銀座線「末広町」駅(1・3番出口)(徒歩3分),つくばエクスプレス「秋葉原」駅(徒歩3分)

趣 旨
 技術者は企業活動を通して社会の発展に寄与している.この製品を市場に出して利益を得ることで企業が生き残る競争社会においては,科学の基本原理を探求するように完全無欠の製品を作り上げてから製品を市場に出すのでは時期が遅く製品市場は無くなり企業は存続の危機に遭う.このために企業は自らのリスクと責任で,完全無欠ではないが,技術者としてベストの製品を市場に送り込むことで企業が存続するための利益の確保を目指すことになる.
 ところで企業活動を通して社会の発展に寄与するには,規模が大きくリスクが大きいほど利益が大きくなければ収支は成り立たないが,「大きな利益を得るから企業は悪」という風潮と「自分の勤める企業は潰れない」という気持ちが,この人工物環境において最も重要な役割を果たす技術者の社会的地位を低いままにしている.
 このセミナーでは,若手・中堅技術者が活動における「リスクを伴う自由」を選択し,「技術者としての社会的評価」を得るために,どこかで必ず遭遇する問題である,個人の利益に絡む多くの不祥事と,技術的要因に対する注意不足/説明不足に因る事故に対して,その状況に直面した技術者が自らの理念に基づき,どのような判断を選択できるかを事例によって示すものである.
  今回は,JR西日本の福知山線の事故を例に取り,リスクマネジメントの観点から,技術系管理者がどのように考えればよいか,グループでの検討や討論を行い,技術者の役割を学ぶ.

プログラム

10.00〜10.10/セミナーの趣旨説明,本日の進め方
横浜国立大学 大学院工学研究院 教授(主査)高田 一

10.10〜10.50/福知山線事故の概要説明
東京農工大学 技術経営研究科 教授 技術士 中村昌允

10.50〜11.00/グループワーク課題,趣旨説明,討議の進め方
(株)フジタ 土木部 品質・環境・安全指導役 技術士 岡田惠夫

11.00〜14.00/グループ編成およびグループワーク
講師全員

14.00〜15.30/全体討論
講師全員

15.30〜16.15/事故原因の技術的説明
(有)佐藤R&D 代表取締役 技術士 佐藤国仁

16.15〜17.00/パネルディスカッション
(株)日機装技術研究所 参事 技術士 小西義昭
明治大学 理工学部 講師 村田良美
講師全員
司会 高田 一


定員

 30名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.

参加費(資料代含)

 本会会員・協賛団体会員3 500円,会員外5 000円.参加費は当日会場にて申し受けます.開催7日前までに,お申し込み下さい.事前にE-mailで資料を送信いたします.以降は,定員に余裕がある場合,当日受付いたします.E-mailアドレスの無い方は当日資料を配布いたします.資料配布後のキャンセルはできません.

申込方法

 「No.09-123第3回若手技術者のための技術者倫理セミナー参加申込み」と題記し,(1)会員資格(本会会員番号または協賛団体名),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先 郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス(必須)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込み下さい.


申込・問合せ先:日本機械学会 技術と社会部門(担当職員 井上 理)E-mail:inoue@jsme.or.jp  / FAX(03)5360-3508


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