No.10-128「第5回技術者のための技術者倫理セミナー

−事故・不祥事の背景から学ぶリスクマネジメント−


〔技術と社会部門,イノベーションセンター 合同企画〕

協賛(予定)
日本技術士会,可視化情報学会,計測自動制御学会,自動車技術会,精密工学会,ターボ機械協会,日本計算工学会,日本航空宇宙学会,日本塑性加工学会,日本鋳造工学会,日本マリンエンジニアリング学会,日本ロボット学会,溶接学会,化学工学会,日本建築学会,土木学会,電気学会,日本化学会,電子情報通信学会

開催日
  2010年11月13日(土)10.00〜17.00


会 場
  
キャンパス・イノベーションセンター東京5F 501号室   東京都港区芝浦3-3-6
      <http://www.cictokyo.jp/access.html >
      JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩1分,都営三田線・浅草線「三田」駅徒歩5分

今回のテーマおよび論点
「港区のエレベータ事故」
 2006年東京都港区の住宅に設置されたエレベータに高校生が挟まれて死亡する事故が発生した.この問題について,次の論点で考える.
   1.保守点検業務を製造メーカ以外の保守業者が担当することになった場合,製造メーカはどうするか.
   2.施設管理者(業務発注者)が,把握していなければならない事項は何か.また,施設管理者にその能力がない場合はどうするか.

趣 旨
 科学・技術の蓄積・普及により現代社会が著しい発展を遂げていることは誰もが認めることであり,そのための専門技術の重要性とそれを担う専門技術者の重要性はますます大きくなる.さらに技術の複合化,総合化は技術者がその専門領域にのみ留まることを許さず,関連分野を含めて専門職として社会に積極的に関与することが求められている.しかしながら,技術者が責任を持って行動するために必要な組織や社会における地位は変わらない.
 技術に関わる事故・不祥事は,注意不足/説明不足等による技術者の能力に起因するもの,不適当な情報により境界の線引きを誤るもの,技術的問題は判っているが組織のリスク判断逸脱等の様々な状況があるが,いずれにしても技術を専門としている技術者の関わりが大きく,技術者が主体となって解決しなければならない.
 このセミナーでは,過去に起きた事故・不祥事を取り上げ,明らかになった客観的な情報からその背景を掘り下げ,共通認識を持った上で,自分自身がその当事者であったらどのように行動するかを小さなグループ別に討議することを通して技術者倫理について学んでいただく.

プログラム

プログラム
10.00〜10.10/セミナーの趣旨説明,本日の進め方
横浜国立大学 大学院工学研究院 教授(主査)高田 一

10.10〜10.50/港区のエレベータ事故の概要説明
東京農工大学 技術経営研究科 教授 技術士 中村昌允

10.50〜11.10/グループワーク課題,趣旨説明,討議の進め方
日本技術士会 理事 技術士 岡田惠夫

11.10〜15.00/グループ編成およびグループワーク
講師全員

15.00〜16.00/全体討論
講師全員

16.00〜17.00/パネルディスカッション
(株)日機装技術研究所 テクニカルアドバイザー 技術士 小西義昭
明治大学 理工学部 准教授 村田良美
講師全員

司会 高田 一


定員

 30名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.

参加費(資料代含)

本会会員・協賛団体会員3 000円,会員外5 000円.参加費は当日会場にて申し受けます.開催10日前までに,お申し込み下さい.事前にE-mailで資料を送信いたします.以降は,定員に余裕がある場合,当日受付いたします.E-mailアドレスの無い方は当日資料を配布いたします.資料配布後のキャンセルはできません.なお,PCを所有されている方は,当日,なるべくご持参ください.

申込方法

「No.10-128第5回技術者のための技術者倫理セミナー参加申込み」と題記し,(1)会員資格(本会会員番号または協賛団体名),(2)氏名,(3)勤務先・所属,(4)連絡先 郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス(必須)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込み下さい.


申込・問合せ先:日本機械学会 技術と社会部門(担当職員 井上 理)E-mail:inoue@jsme.or.jp  / FAX(03)5360-3508


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