技術と社会部門企画(市民フォーラム)
多様化する社会と理科・技術化教育の現状


大島まり(東京大学)


  2002年次大会において,2002年9月25日(水)13時〜17時30分にわたり「多様化する 社会と理科・技術科教育の現状」をテーマに東京大学本郷キャンパス法文31番教室 で市民フォーラムを開催致しました.


 今年4月より施行となった完全週休2日制にともない,「ゆとり教育」が本格的に開始された.しかし,時代の波とは逆行している感のある日本の教育制度の改革に対して,次世代の日本を担う学生を教育する立場にいる学校の先生方はどのように思い,対処しているのであろうか.フォーラムでは中等教育に携わっている先生方より,教育の現状について聞き,現状の把握をすることを目的とした.また,現状を踏まえたうえで日本機械学会として取り組むことのできる課題あるいは提言について検討していくことを目的として開催された.

 フォーラムは以下のプログラムで行われた.

*多様化する社会と理科・技術科教育の現状 司会:大島 まり
13:00-13:45都立高校改革と日比谷高校

       長澤直臣(日比谷高等学校)
13:45-14:30中学・高校一貫における科学・技術科教育

       村石幸正(東京大学教育学部附属中等教育学校)
14:30-14:45休憩
14:45-15:30高校・大学連携の試み−埼玉大学・浦和高校の事例−

        井門俊治(埼玉工業大学)
15:30-16:15機械学会は何ができるか

        田中喜美(東京学芸大学)
16:15-17:00パネルディスカッション

「理科・技術科教育に果たす機械学会の役割」
 パネリスト:
    長澤直臣(日比谷高等学校)


    村石幸正(東京大学教育学部附属中等教育学校)

    田中喜美(東京学芸大学)

    井門俊治(埼玉工業大学)

    小西義昭 (日機装)

 講演内容およびパネルディスカッションも充実していて,良い市民フォーラムとなった.しかし,聴衆が少し少なかったのが,残念である.

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会場の風景


講演風景
(長澤直臣氏)


パネルディスカッション風景

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※当部門が主催した一般市民向け行事を含む行事一覧は「過去の行事」ページに掲載してあります.

      

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技術と社会部門ニュースレターNo.13
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