「2006年度の部門講演会」

 



大久保英敏      
(玉川大学)

     2006年度の部門講演会は例年よりも遅く,12月8日金曜日に東京都の町田市にある玉川学園キャンパスで行われました. 2006年は秋になっても気温が下がらず,紅葉の季節が例年よりも遅くなったため,紅葉が残っている玉川学園キャンパス の景色を楽しむことができました.
     講演会は以下のような構成で行われましたが,午前中,玉川大学大学院工学研究科の協力で「玉川テクノフォーラム」 を同時開催し,3件の講演が行われました.このテクノフォーラムには,毎年近隣企業の関係者や大学院生が参加しており, 一般公開とした「ワークショップ」と「基調講演」にもテクノフォーラム参加者の姿がありました.

    1. ワークショップ「知財の文化的側面」3講演
    2. OS「技術教育・工学教育」7講演
    3. OS「機械技術史・工学史」5講演
    4. 基調講演「経営者として企業=喜業でありたい」

     講演会は大学の建物ではなく,(小中高の学生が出入りする)理科教育の拠点である「サイテックセンター」 で行われましたが,最新の設備が整った理科教室での講演は好評でした.2006年度は国際会議があり, 部門講演会と日程を繋げて実施しました.このため,部門講演会を土曜日から金曜日に移しましたが, 平日の開催になった関係で,昨年度実施した高校生参加の講演を実施できなかったことは残念なことでした.
     ワークショップは新しい企画であり,知的財産に興味を持つ方々の参加が増えたことは部門の活性化に繋がるのではないかと思います. OS「技術教育・工学教育」,「機械技術史・工学史」は毎年継続して行われており,講演会の柱となってきました. 来年度の講演会は千葉で実施される予定ですが,これら二つのOSに新たなOSが加わることを期待します. 基調講演はプラネタリウム内で行われ,講演の前にプラネタリウムの上映が行われました.懇親会は玉川学園内にある食堂の一つを借り切り, 村田部門長の挨拶で始まりましたが,和やかな雰囲気の中で交流を深めることができました.
     最後に,講演会の運営と実施にご協力いただいた玉川学園の関係者の方々,技術と社会部門の関係者の方々に感謝の意を表します.


    講演風景懇親会

     

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日本機械学会
技術と社会部門ニュースレターNo.17
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