講演プログラム

基調講演1

11月27日(火)9:20~10:20 A室 近久武美(北海道大学)

「風力・太陽光発電大量導入時の電力構成・コスト・CO2量変化と運輸部門内電力利用の効果解析 -EVおよびFCVの望ましい導入形態と水素供給インフラ-」


基調講演2

11月28日(水)9:20~10:20 A室 木賀新一(日産自動車)

「次世代に向けての内燃機関の革新 -可変圧縮比エンジンの開発―」


フォーラム1「エンジン燃焼技術の進展を支えるモデリング技術」

11月26日(月) 15:20~17:20

概要  近年のモデリング技術の進展は目覚ましく,様々なモデルを組み込んだ数値解析による現象予測や性能評価がエンジン開発の最前線で重要な役割を果たしている.SIP革新的燃焼技術においても熱効率向上の目標を達成するとともに,個々の研究成果を高精度なモデルに落とし込むことが重視されている.ここでは,今後のエンジン開発の鍵となるモデリング技術の現状と将来展望について見識を高めるため,精度と簡素さ,実用性の両立を追求したもの,新たな現象の記述に挑んだもの,総合的に最先端であるもの, 先人の優れたモデルの本質を最新の知見により読み解くと,という各視点から注目すべき取り組みについて話題提供をお願いする.

司会 辻村 拓(産業技術総合研究所)

講師 北田 泰造(三菱自動車),堀 司(大阪大学),高木 正英(海上技術安全研究所),川那辺 洋(京都大学)


フォーラム2「ガソリン/ディーゼル燃焼技術を振り返って今わかること」

11月27日(火) 15:30~17:30

概要  SIPやAICEの支援によるエンジン研究の活性化,計測技術やモデリング技術の進展によりエンジン燃焼の多様で複雑な現象について原理解明が進み,新たな燃焼制御のコンセプトが絶え間なく提案されていることは喜ばしい.一方,80~90年代の研究者は,当時の計測・モデリング技術を駆使して得られた情報をもとに様々な仮説を立てて現象説明を試みてきた.過去の仮説には的を得ていた部分があれば,間違っていた部分もある.これまでに多くのことが解明されてきたが,未だに解明されていないことも多く残されている.過去のエンジン燃焼技術,当時の研究者が考えていたことを振り返り, 何が正しくて,何が間違っていたか,現在,何が分かっていて,何が分かっていないのか,整理することが,今後のエンジン燃焼技術の進展にとって有意義であると考える.

司会 河合 英直(交通安全環境研究所)

講師 中野 道王(日本工業大学),漆原 友則(マツダ株式会社),西島 義明(愛知工業大学),内田 登(新エィシーイー)