A-TS 12-05 設計研究会 2009年度 活動報告

設計研究会では,2009年度は3回の研究会および1回の合宿を行った.研究会活動を通して,以下のトピックに関してプレゼンテーションおよびディスカッションを行った.のべ90名の参加があり,設計とは何か,どのような支援が可能なのかを討論した.活動の成果として,“日本型設計環境”の実現に向けて,日本の設計・モノ作りにおける強み・弱み・チャンス・戦略を議論し,アイデア出しと整理・分析を行い,将来像を描き,纏めることで設計技術マップが得られた.議事録やプレゼン内容などの詳細な報告資料は,設計研究会ウェブページの議事録に随時アップデートしているので,参照されたい.
  • 第一回研究会 参加者41名(開催場所 サイバネットシステム株式会社 富士ソフトビル)
    1. 製品情報と運用情報の組み合わせ探索による概念設計手法の研究
      宇宙航空研究開発機構 情報・計算工学(JEDI)センター 角 有司 氏
    2. 統合的設計管理手法(TDM)の構築と適用事例の紹介
      IHI 宇宙開発事業推進部 プロジェクトグループ 森初男 氏
    3. 新製品(ANSYS EKM:Engineering Knowledge Manager)の紹介
      サイバネットシステム株式会社

  • 第二回研究会 参加者15名(開催場所 産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門)
    1. 産総研における設計・製造研究
      産業技術総合研究所 先進製造プロセス研究部門 手塚 明 氏
    2. 1D-CAEに関しての話題提供
      LMS Japan エルエムエスジャパン株式会社 中沢 俊彦 氏

  • 第三回研究会 参加者20名(開催場所 東京大学 本郷キャンパス 3号館3F 会議室)
    1. 光学装置の複合設計/解析
      株式会社ジェネシア 金井美一 氏
    2. 設計工学の国際動向 ASME, ICED2009の最新トピックの紹介
      東京大学 柳澤 秀吉 氏
      東京大学 大泉 和也 氏
    3. 新しい設計の考え方:Designscape
      東芝 大富浩一 氏

  • 2009年度合宿 参加者14名(開催場所 川崎グランドホテル)
     3月27日(土曜)から28日(日曜)に,葉山 湘南国際村にて日本機械学会設計研究会2009 合宿を行い,産学ベンダから合計14名の参加者があった.特に産業界から8名の参加を得たことで,具体的な議論が深まった.初日は25:00まで,2日目は9:00よりと,白熱した議論が展開された.日本の設計・モノ作りにおける強み・弱み・チャンス・戦略を議論し,アイデア出しと整理・分析を行い,将来像を描き,設計技術マップとして纏めた.議論したトピックと,会場の様子,得られた設計技術マップを以下に示す.
    1. 自動車産業の将来 (1-jidoushaMirai.pdf)
    2. 制約指向設計支援手法と数式処理 (2-seiyakushikou.pdf)
    3. 設計・生産活動の支援のためのシステムの可視化 (Koga-Upload.pdf)








      主査 大富 浩一

      幹事 小林 孝 古賀 毅 柳澤 秀吉

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