目次
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破壊力学の実際的な適用は,供用前または供用中の非破壊試験結果に基づく欠陥評価と,破壊事故解析である.これを一歩進め,設計に適用したのが航空機の損傷許容設計である.破壊制御設計では,基本的な考え方は損傷許容設計と同様であり,構造設計,材料選択,製造,維持管理を一つのサイクルとみなし,破壊力学を基礎として破壊の検出,予測,制御を行う.損傷許容設計では破壊を起こるに任せる予測が主体なのに対して,破壊制御設計では積極的に破壊の制御を行うことに特徴がある.船舶では,き裂進展の阻止を中心として,破壊管理設計,破壊管理制御設計の用語が用いられている.【損傷許容設計】