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塑性変形仕事が転換する熱エネルギー.塑性変形は変形履歴が物体にいっさい記憶されない.したがって塑性変形においてなされた外力による仕事は力学的エネルギーとして物体にとどまるのではなく,すべてほかの形のエネルギーすなわち熱エネルギーに転換する.実際の材料は塑性変形によってひずみ硬化するが,このひずみ硬化は材料内部の内部応力の増加に対応しており,この場合は変形エネルギーの一部は内部応力場のひずみエネルギーとして材料中にとどまる.具体的には90~95%が熱エネルギーとなる.