燃焼波の前後の圧力と密度の比および発熱量の関係を与えるウゴニオの式により，燃焼波の下流の圧力と密度の関係を示している曲線である．ウゴニオの式は，デトネーションとデフラグレーションを，比熱が一定の理想気体の受熱を伴う流れと見て，これに連続の式，運動量の式およびエネルギーの式を適用して導いたものである．燃焼波の下流の圧力と密度はウゴニオ曲線の上にあり，波面が超音速で伝ぱするデトネーション領域と波面が亜音速で伝ぱするデフラグレーション領域は，ウゴニオ曲線上の特定部分に対応する．なお，ランキン・ウゴニオの式はウゴニオの式の特別な場合である．