群燃焼ともいう.噴霧を構成する油滴がまばらな間は,各油滴が独立に蒸発・燃焼するが,密集してくるとグループとして振る舞うようになる.当然,燃焼率や有害物質の生成にも影響する.噴霧が全体としてグループを作ることもあるが,濃度むらがあると,多数の小グループに分かれて燃焼する.群燃焼数Gを\[G = 1.5Le\;\left( {1 + 0.276S{c^{1/3}}R{e^{1/2}}} \right)\;{n_T}^{2/3}d/l\]と定義する(Le:ルイス数,Sc:シュミット数,Re:レイノルズ数,nT:油滴数,d:油滴径,l:平均油滴間距離).G<10-2で単滴燃焼,Gが増えるに従って内部群燃焼,外部群燃焼とグループ性が増し,G>102でグループ全体が一つの巨大油滴のように振る舞う外殻燃焼となる.