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フィンの全表面からの熱伝達による実際の伝熱量と，フィン表面がすべてフィンの根元温度に等しいと仮定した場合の伝熱量の比をいう．フィン効率は，フィンの幾何学的形状および寸法，フィン材料の熱伝導率，フィン表面と流体との対流熱伝達率によって決まる．代表的な形状のフィンのフィン効率の値はハンドブックなどに記載されている．いま，フィン効率をη，フィン表面の熱伝達率をhf，フィン表面積をAf，フィンの根元温度と流体温度の差をΔθbとすると，フィンの放熱量（あるいは受熱量）はηhfAfΔθbとなる．
