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サーマルNOxとプロンプトNOxが空気中の窒素を起源としたのに対し,これは燃料中の窒素分(フューエルN)を起源とする.窒素分は石炭で0.2~3.4%含まれており,ガス化してもアンモニアやシアン化水素の形で残る.フューエルNは火炎帯とその直後で急速にNOxに変換されるが,変換されたものの割合を変換率(転換率)と呼ぶ.変換率は温度と酸素濃度が高いほど高くなり,80%を超えることもある.ただ,温度を下げても変換率はそれほど低下しないので,NOx排出濃度を下げるには二段燃焼もしくは炉内/排煙脱硝を行うより他はない.