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耐震設計の対象となる構造物の固有振動数を低く(長周期化)して作用する地震力を小さくしようとする設計手法の概念.低層建築物の剛性を高める従来の剛構造的耐震設計法に対比して,超高層建築物,塔などの耐震化に導入されている.1960年代から開発され,東大教授から鹿島建設株式会社の副社長になった武藤清らによって初めて東京の霞ヶ関ビルの建設に応用された.現在では,超高層ビルだけではなく,長大橋など土木構造物にも適用されている.