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雨天走行などによりブレーキ摩擦面が水にもれた状態で制動を行った際に,摩擦材(ブレーキパッドなど)と相手材(ブレーキロータなど)の間に介在する水膜の潤滑作用により,一時的に制動力が低下する現象をウォータフェードと称する.乾燥すれば摩擦力は回復し,この回復性能をウォータリカバリと呼ぶ.一般的には,ディスクブレーキは機構が単純であり,摩擦材の押付け力も高いため,ウォータフェードは小さく,回復も早い.水が侵入しにくい設計と,摩擦力低下を防止する材料選択の二つの防止方法がある.