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大学&研究紹介

東北学院大学 大学院
修士1年  山崎 裕大

 東北学院大学は現在3つのキャンパスに分散しており、文系、理学系学部が仙台市内にあるのに対して、我々が在籍する工学部は仙台市のすぐ隣、多賀城市にあります。政令指定都市である仙台に比べ多賀城は小さな街ですが、すぐ近くには海もあり自然に恵まれたすばらしい環境が自慢です。
 一般に工学部と言えば老朽化した建物、汚い実験室と言うのが相場ですが、実際に我が工学部も数年前まではそうでした。しかし今では新しい校舎ができ、そこには多くの研究室、実験室が収まっています。もちろん特に優秀な(えっ?)我々も新研究室で日々研究活動を行なっています。教授陣もすばらしい方が揃っており、研究環境も整っています。また、自然に恵まれた工学部キャンパスでは、春になると桜が文字どうり咲き乱れ、花見&宴会には最高といきたいのですが、学院大キャンパス内では飲酒は厳禁なのです。なぜでしょう?そうです、我が学院大はキリスト教大学なのです。そのため毎日ある礼拝に出席する学生は数多くいると思います?
 さて、我が工学部。機械工学科は、機械力学、材料力学、熱工学、流体力学というように大きく4つの部門に分かれいて、更に部門の中で細かく研究室に分かれて活動しています。その中で私自身は流体部門で液体の微粒化に関する研究をしています。微粒化という言葉はエンジンの燃料噴射などでよく聞くと思いますが、工業的には使われる範囲は広く、例えばインスタントコーヒーを製造する際、液状コーヒーを微粒化させて水分をとばし粉末状にするというところにも使われます。私がおこなっている研究は液体にCO2ガスを溶解させたときの微粒化なのですが、内容について書き進めていくと紙面がなくなるのでここでは省略し、かわりに今まで培ってきた実験にかんする心得などを紹介したいと思います。
「実験はやるまえに何時間も考えることが必要である。」
「何事もやってみるまでわからない。」

Special Thunks to H.Shimura



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