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日本機械学会 設計工学システム部門 部門講演会
2017年9月13(水)〜15(金),開催地:海峡メッセ下関

趣旨

設計工学・システム部門講演会2017の開催趣旨

このたび,日本機械学会 第27回設計工学・システム部門講演会を,山口県で開催する運びとなりました.山口県下の様々な候補地のなかで,今回は最大の人口を擁する下関市,海峡メッセ下関を選定いたしました.風光明媚な観光地も多く,古来より本州と九州の接点として発達してきた歴史ある土地柄であり,訪れていただける価値があるのではないかと考えています.

近年,特に発展してきた3次元CAD・解析技術といった設計を支援する技術に加え,超スマート社会(Society5.0)の提起に見られるように,設計の対象自体も広範囲かつ複雑なものになり,ますますシステムや設計を論じる本部門の重要性は高まってきていると考えられます.ドイツのIndustry 4.0や米国のサイバーフィジカルシステム,中国製造2025等に代表されるように,IoTや人工知能技術を組み合わせて,製造業だけでなく社会システムも含めて大きな変革を行っていこうという世界的潮流の中で,日本においても設計やものづくり,サービスやシステムを論じ,貢献をしていくことが重要なのではないかと考えられます.

そのような中で本部門では,2016年度に技術ロードマップを策定し,「技術の調和による価値創造の加速」を中心課題として,「デジタルエンジニアリング技術」「魅力価値設計技術」「システムズエンジニアリング技術」に分けて2030年までを視野に入れた技術課題の整理と共有を図ってきました.本講演会では,大学や研究機関,企業やユーザなどの色々な立場で,これら技術課題に関する幅広く深い議論や情報交換が行われることを期待しています.

研究発表のセッションでは,新規提案OSを含め15件のオーガナイズドセッションを企画していただきました.D&Sコンテストでは,アカデミックな発表だけでなく,創造的な設計のアイデアに関する発表をしていただき,イノベーションの可能性共有の場にしたいと考えています.それに加えて,3件のワークショップ,および4件の特別講演を企画していただき,過去最大規模の充実したプログラムとなりました.エクスカーションは,明治維新の起点となった下関周辺の文化名跡をデザインという観点から体験できるプランを企画いたしました.

ぜひ多数の皆様にご参加いただきますよう,よろしくお願い申し上げます.
2017/3/26
実行委員会 古賀 毅(山口大学)

開催地

〒750-0018
山口県下関市豊前田町三丁目3-1
海峡メッセ下関 8, 9, 10F

TEL (083) 231-5600