流れ 2004年4月号 目次

― 特集:流れの制御とものづくり ―

1-(1).攪乱を用いた円管内乱流の操縦による機械の省エネルギ化
  宇都宮 浩司(広島工業大学)

1-(2).流れの制御による自動車の風騒音低減
  農沢 隆秀(マツダ株式会社)

1-(3).液晶アクチュエータの開発
  蝶野 成臣,辻 知宏(高知工科大学)

1-(4).化学工業における「流れの制御とものづくり」 - 撹拌槽を中心として -
  鈴川 一己(宇部興産株式会社)

1-(5).トイレの流れはむつかしい
  重藤 博司(東陶機器株式会社)

― 研究会報告:研究会の動向 ―

2. 北海道地区流体工学研究会の活動状況と今後
  坂本 弘志(北見工業大学)

― 失敗から学ぶ成功への秘訣 ―

3. 一つの失敗と一連の研究
  西岡 通男(大阪府立大学)

4.ニューズレター4月号 編集後記
 
亀田 孝嗣(山口大学),平元 理峰(北海道工業大学),川口 寿裕(大阪大学)


 

 

ニューズレター4月号編集後記

 今回は,いろいろ悩んだ挙句,若手研究者,とくに学部生や大学院生に『流体』というものに興味を持って頂けるような企画をメインにしようということに致しました.1つは「流れの制御とものづくり」という特集で,大学の諸先生ならびに企業の方々に原稿を執筆して頂きました.この記事を読んで,現在学んでいるあるいは研究を行っている『流体』という問題に対して,実際問題としてどのように現場で利用される可能性があるか?あるいはされているか?という疑問に対する答えを探す1つの参考事例になればと思います.もう1つは,「失敗から学ぶ成功への秘訣」です.研究たるもの,成功には失敗がつきものです.失敗を恐れていては成功を勝ち取ることは概して難しいものです.大阪府立大学・西岡先生に,先生ご自身の経験を通した成功・失敗の事例をもとに執筆して頂きました.一方,「研究会の動向」と致しまして,北海道地区流体工学研究会の主査であられる坂本先生に研究会の活動状況ならびに特色について執筆して頂きました.今後,各地区における研究の特色をアピールする1つの手段としてニューズレターを利用して頂ければと思います.最後となりましたが,執筆者の方々に深く御礼申し上げます.

4月号担当           
亀田孝嗣(山口大学)     
平元理峰(北海道工業大学)
川口 寿裕(大阪大学)