日本機械学会「機械遺産」 機械遺産 第132号(2025年認定)
スズライトSS
スズライトは、鈴木自動車工業(株)(現 スズキ(株))の創業者鈴木道雄の指導のもと、鈴木三郎を中心にして、ドイツのロイト自動車工業のロイトをモデルとして開発した軽四輪自動車である。1954(昭和29)年に試作車を製作し、箱根での登坂テストで判明した不具合を改良してスズライトSSを完成させた。空冷2サイクルエンジン(排気量359cc、最高出力16PS)を搭載し、モノコックボデー、4輪独立懸架装置、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)方式を採用するなど、革新的な技術によって生み出された軽自動車である。スズライトSSが誕生した頃は、日本の軽自動車の黎明期で、日本オートサンダル自動車のオートサンダル号の他、複数あるが、スズライトSSは、普通乗用車と変わらない装備をもつ本格的な軽自動車である。スズライトSSは、日本独自の規格(運輸省令第36号:1949年制定)に基づき生産され、鈴木自動車工業がメーカーベースで量産化に成功した。同車は軽自動車のパイオニアである。
スズキ歴史館に保存されているスズライトSSは、1956(昭和31)年製(全長2,990mm、全幅1,295mm、車両重量540kg)である。
《写真提供:スズキ株式会社》
公開(事前予約)
スズキ歴史館
- 開館時間:
- 9:00~16:30
- 入場料:
- 無料
- 休館日:
- 月曜日、年末年始、夏季休暇等
- 住所:
- 〒432-8062 静岡県浜松市中央区増楽町1301
- 電話番号:
- 053-440-2020
- HPアドレス:
- https://www.suzuki-rekishikan.jp
- 交通機関:
-
東海道新幹線 浜松駅下車、東海道本線 高塚駅下車、徒歩10分