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平成7年度委員長校

宮城工業高等専門学校

 顧 問 松谷  保


 学生会の行事

 委員長校の大役を引き受けることになってからは,学生会の行事等に関して,学生員の相談相手になるなど,何かと戸惑いながら日々を過ごしております。最初の行事は「幹事校会」の開催でした。学生諸君の積極的な取り組みのおかげで,どうにかこうにか第一段階を乗り切ることができました。次に,東北学生研修会。これも株式会社 仙台ニコン のご好意により,取締役社長 永井 善和 氏の講演を頂き,また,普段は見られない場所の見学ができました。また,懇親会において,学生会担当幹事庄司先生より全国学生研修会での話題・情報の提供があり,大変意義深いものでした。また,学生員相互の親睦が図れたことは学生員にとっては貴重な体験ではなかったかと思います。
 全国学生研修会及び東北学生研修会に参加する人数枠は予算の関係上制限されています。したがって,参加希望人数が多くなれば,参加者の配分額が少なくなり,結果的に出費が多くなります。しかし,経済的に余裕があれば,この二つの研修会あるいは関西,関東学生会企画の海外研修旅行に積極的に参加してみてはどうでしょうか?
 さて,『小・中学生を含む市民を対象として,様々な物理現象や複雑な機械のメカニズムを易しく解説し紹介する』ことを目的とした日本機械学会「メカライフの世界」展があります。本校でも,初めて2件応募し,採択されました。学校公開日には,学生員が中心となって,CAD製図演習ならびに現在研究しているテーマ,研究室に関連する事項等についてパネル展示を,また,高専祭の日には,上記した項目の他に模型等の展示や実験を行い,主として小,中学生に対して説明を行いました。数日間夜遅くまで準備し,当日の展示にようやく漕ぎ着けた研究室もありました。説明することの難しさを体験したこと,また,成果について学生自身が満足・充実感を得たことが,「メカライフの世界」展に応募し,参加したことの別の面での成果ではないかと思います。
 学生会ならではのこのような行事,企画に参加したときの体験は,将来エンジニアとして成長して行くときの糧になるものと思います。視野を広めるために,貴重な体験を多く得るために,また,東北学生会の活性化を図るために,学生会の行事に積極的に参加してみてはどうでしょうか。
 学生会に入っていない同級生に声をかけて下さい。学生会行事に参加して,いろいろなことを体験する機会があることを伝えて下さい。学生員が増えれば学生会の活性化にも繋がると思います。


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