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講習会番号 01-37
若手技術者のための「鉄道車両システムのダイナミクスと制御」

(交通・物流部門 第3技術委員会 企画)


●開催日:2001年7月12日(木)

●会 場:日本機械学会会議室
[東京都新宿区信濃町35番地,信濃町煉瓦館5階/JR中央線・総武線「信濃町」駅下車,徒歩1分]

●趣 旨:社会的要請から車両システムの変化と共に新技術が次々と導入され,機械技術者がこの分野に果たす役割は重要です.
特にダイナミクスの面からみると,運動性能,制振性能,駆動制動性能,移動性能,操作性はあらゆる車両分野に共通する課題であり,制御技術の導入が有効と考えられます.さらに,環境,安全と言ったグローバルな問題に対しても制御は重要です.例えば磁気浮上車両の開発には,鉄道車両の技術ばかりでなく航空機や自動車の最新技術が取り入れられ,新交通システムの開発は自動車と鉄道の融合技術の結集と見ることもできます.
このように制御という視点に立つと,各分野でアプローチの仕方に違いはあっても,相互に共通する問題が多いことが分かります.本講習会は鉄道車両,磁気浮上車両,新交通車両を対象に,運動と制御の観点から横断的にとらえることで車両システムの運動と制御の基礎を理解しようとする企画です.若手実務者から車両運動を勉強しようと思っている方まで多数の参加を期待しています.

●題目と講師:
9:50〜10.50,11:00〜12.00/(1)鉄道車両の運動
 鉄道車両の運動力学はどのような検討に必要となるのか,車両の基本的な構造についてまず説明する.次いで運動解析の基本であるモデリングの考え方,鉄道車両特有のクリープ力特性,接触幾何学,それらを用いて1輪軸の運動方程式の導出を解説する.
明星大学教授 理工学部 宮本昌幸

13:00〜14:30/(2)鉄道車両の運動と制御
 鉄道車両の特徴に,左右車輪が拘束されていることによる輪軸の自己操舵機能と蛇行動特性などがある.これらについて運動方程式を用いた理論解説を行う.さらに最近のトピックスとして,操舵台車,振り子式車両,アクティブサスペンションなどについても紹介する.
東京大学教授 国際・産学共同研究センター 須田義大

14:40〜15:40/(3)磁気浮上車両の運動と制御
 新しい交通輸送システムのひとつである磁気浮上車両に関して,磁気浮上方式の特徴,分類および基本的な運動解析・制御について解説する,さらに応用例についても紹介する.
千葉工業大学専任講師 工学部 中代重幸

15:50〜16:50/(4)新交通車両の運動と制御
 自動車と鉄道技術の融合結果のひとつが新交通システムである.本講義では,専用軌道上を案内レールに沿ってゴムタイヤで走行する新交通車両の運動と制御について解説する.特に操舵方式と車両の運動の関係について説明する.
日本大学助教授 生産工学部 綱島均

●定 員:60名,申込み先着順

●聴講料:会員10,000円(学生員3,000円),会員外15,000円(一般学生5,000円)
いずれも教材代は含みません.開催目の10日前までに聴講料が着金するようにお申し込み下さい.以降は定員に余裕のある場合,当日受付といたします.なお聴講券発行後は,取消しのお申し出がありましても聴講料は返金できませんのでご注意願います.

●教 材:教材は養賢堂発行(日本機械学会編)「車両システムのダイナミクスと制御」(定価4,000円+消費税)を使いますので,この本をお持ちの方はご持参ください.また,この本をお持ちでない方は当目会場にて事前予約による販売を致しますので,必すご購入ください.お申込みの際に教材の本の購入が必要な方および本を余分に購入されます方はその部数を合わせてお書き添えください.

●申込方法:★オンライン申込み★、または★日本機械学会ホームページ★より行事申込書をダウンロード,もしくは学会誌会告頁の行事申込書をコピーし,申込者1名毎に必要事項を記入のうえ代金を添えてお申込みください.
(担当職員 村山ゆかり)

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■お問合わせは
日本機械学会 交通・物流部門
〒160-0016 東京都新宿区信濃町35(信濃町煉瓦館5階)TEL(03)5360-3500(代表) FAX(03)5360-3508
last update 2001.02.22 Copyright(C) JSME TLD