TRANSPORTATION AND LOGISTICS DIVISION

「夢・乗り物アイデアコンテスト2021」

受賞作品の紹介

第30回交通・物流部門大会において、未来の乗り物、あったら良いなあ乗り物、かっこいい乗り物、Coolな乗り物、楽しい乗り物、人だけではなく物を運ぶ乗り物、夢の乗り物のアイデアを広く募集しました。その結果9件の応募があり、全応募作品について、交通・物流部門内の5つの技術委員会(自動車、鉄道、航空宇宙、船舶、昇降機・遊戯施設)より交通・物流部門内の5つの技術委員会(自動車、鉄道、航空宇宙、船舶、昇降機・遊戯施設)からの3票ずつ、表彰にふさわしい作品に投票を行いました。その結果、投票数3以上を表彰対象とし、最も投票数の多かった1作品を最優秀賞、複数の技術委員会から投票がなされたものを優秀賞といたしました。 最も投票数の多かった1作品を最優秀賞、複数の技術委員会から投票がなされたものを優秀賞としました。これらの受賞作品の概要をここに紹介させて頂きます。

2022.3.26

最優秀賞              No.03    ホッと安心エレベータ       重 昂輝さん

審査コメント(抜粋)

  • 固体の壁ではなく、光と音の壁をつくるという提案が新しいと感じました。
  • もう一歩進んで、この壁をうまく使って上司とのコミュニケーションを活性化するみたいなシステムがあると、未来に対する安心感がありますが、いかがでしょう。
  • エレベーター以外にも電車や居酒屋、レストランなど沢山の場で使えそうですね。できたら楽しそうですし、実用化を期待していしまいます。
  • 密室であるエレベータ内に2人だけ居る。良く起こり得る状況で、多くの人がそういうものとして受け入れてしまうところを、敢えて問題として捉える着眼点が面白いと感じました。視覚に関しては上半身分だけ隠せれば気まずい雰囲気は解消するかもしれません。
  • 技術進展の早いセンサや視覚装置に着目し、乗り物の乗り物のハード面ではなく、ソフト面で快適性を向上させようとする着想ポイントが面白いと思いました。 エレベータ以外にも色々応用できそうですし。

 

優秀賞                  No.01    旅館か~              高橋 知希さん

審査コメント(抜粋)

  • 廃業旅館の有効利用という着眼点が面白いと感じました。鉄道で言うと、お座敷列車+豪華リゾート列車といった感じでしょうか。移動に際して道路幅の制約をどう乗り越えるかが課題かと思います。
  • 古くからある日本の旅館にはリゾートホテルにはない趣きがあります。放置すれば廃墟となってしまう旅館をモビリティ化して生まれ変わらせる。空家放置問題、歴史的建造物保護、伝統文化継承、地方活性化、国内旅行喚起、新たな旅のスタイル等など、さまざまな社会問題の救世主となりそうな乗り物です。
  • 車を家に改造するのではなく、逆に家を動かしてしまおうという着眼点が良い。
  • 四季にあわせていろいろな場所にいってみたくなる和製のキャンピングトレーラーというところが魅力的
  • このコンセプトは旅館好きの方や都市部で旅館体験したい方などにはこの上なく好まれそうですし、古い住宅を保存し活用する意味でもとても良いと思いました。ここ2年なかなか旅行の足も遠のきがちですので、こういったアイデアは素晴らしいと思いました。

 

優秀賞                  No.08    竹トラッカー       山岸 義浩さん

審査コメント(抜粋)

  • 実際に製作おり実現性は高い。シートまで竹なんですね。よく作ったと思います。
  • 実物を製作し、完成させている点。車体がかえって重くなり、燃費が悪くなるように思いますが、実物を走らせて人に見せることによって「環境意識を高める」効果があるかもしれないと思いました。
  • 竹の柔軟性と強さをうまく取り入れたセンス抜群の車だと思いました。日本文化の伝統性も感じられ、商品価値は非常に高いと思いました。
  • SDGsを意識し持続可能かつ環境にやさしい自然材料の活用に着目した点に感銘しました。