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産業・化学機械と安全部門

ポリシーステートメント

部門の活動分野

当部門では、「安全性の向上」、「高効率化」、「多機能化」、「長寿命化」など、産業・化学機械の基盤となる学術分野を担っている。

部門の活動目的

安全性の向上」に関しては、安全に関わるソフト面、すなわち、システムの安全からライフサイクル安全はもとより、リスクアセスメント、労働安全衛生、標準化、第三者認証、等々、幅広い学術領域をカバーし得るように強化して、会員のニーズに沿ったサービスを提供していく。さらに、安全に深く関わる他部門や業界団体との連携を築きつつ、分野横断的技術を担う当部門の特長を生かした活動を展開していく。

また、「高効率化」、「多機能化」、「長寿命化」といった技術的・学術的な課題に関しても、機械学会に共通するテーマであり、上述の安全と同様に意見交換の場を設けて解決方法の研究や開発を促進し、その成果を積極的に発信していく。

部門の活動状況

当部門で対象とする「安全」は、生産工場における労働安全衛生はもちろんのこと、製品の様々な危険性から市民の安全の確保まで広い範囲を対象とし、ハード・ソフトの両面から取り組むこととしている。しかしながら、「安全」に対する考え方、とらえ方は各分野で異なっていることはもちろん、分野の中でも大きな温度差が存在している。これら個別の取り組みを集約して議論し、さらに深めていくことは機械産業全般にとって極めて重要なことであり、これこそが当部門が中心になって推進すべき課題であると考えている。このような考えに立ち、2002年に当部門は「産業・化学機械部門」から「産業・化学機械と安全部門」に名称を変更して力を注いできた。

年次活動としては、研究成果発表の場として機械学会年次大会、部門研究発表講演会を推進する中、これらを「日本機械学会若手優秀講演フェロー賞」選考対象講演会として指定しているので、26歳未満の若手研究者には積極的に利用していただきたい。また、特別講演会、講習会、トワイライトセミナー、市民フォーラムや機械の日に合わせた見学会など、産業・化学機械と安全に関する最新動向、課題・施策などについて積極的に情報の発信に努めているので、参加いただければ幸いである。

新しい取り組みとしては、前述の活動目的に沿って日本がものづくりをリードする一助となるべく、将来的社会要請を調査検討するプロジェクトチームを発足し、意見交換を進めている。これをまとめて「日本の産業・化学機械における技術の高度化と安全に関するロードマップ」として提起していくことを計画している。

その他、活動状況の詳細については、ホームページおよびニュースレターを参照していただきたい。