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2017年度部門表彰者の声:功績賞

鳥取大学
松岡広成

 この度は栄誉ある部門功績賞を賜り,誠にありがとうございます.ひとえに,部門の皆様のご支援・ご協力の賜物と,心より御礼申し上げます.

 私は1999年に出光興産(株)から鳥取大学に移り,2004年から部門所属分科会の「情報マイクロ/ナノシステムのナノトライボロジーとダイナミクスに関する分科会」(主査:福井茂壽先生)の幹事として情報・知能・精密機器(IIP)部門に関わらせていただくようになりました.また,2005年に学術委員会の幹事を仰せつかり,部門運営に初めて携わらせて頂きました.その後,2010年に広報委員会委員長,2011年に事業委員会委員長,2013年に学術委員会委員長,2015年に副部門長および表彰委員会委員長,そして,2016年に部門長を拝命致しました.

 私が部門長を務めさせていただいた2016年は,IIP部門が設立されて25周年にあたり,春の部門講演会と併設してIIP部門25周年記念市民フォーラム(実行委員長:岡田亮二氏)を開催しました.部門として今後取り組むべき方向の一つとしてIoTやAIがあると考え,フォーラムのタイトルを「IoTとAIが拓く未来」としました。その分野の3名の著名な講師の方々((株)日立製作所 長野敬氏,東京大学 松尾豊先生,(株)ZMP 谷口恒氏)をお招きし,たいへん刺激的なご講演を頂きました.これに先立ち,部門の講習会として「機械と社会を変える人工知能(AI)基礎講座」を開催しました(事業委員長:有坂寿洋氏).これは、今までの講習会とは違う方向性をもつものとなりました.また,部門所属の分科会も,「さまざまな分野から機械の知能化をとことん議論する分科会」(主査:高橋宏先生)と「医療福祉機器の実用化研究分科会」(主査:正宗賢先生)の2件を新たに設けました.さらに,将来構想委員会を立ち上げ,部門の将来のあるべき姿を議論する場を設けました.これらの部門運営活動は,ひとえに主査・運営委員会メンバーの絶大なるご協力の賜物であり,改めてお礼申し上げます.今後,これらの取り組みが部門の活性化と発展につながっていくことを願っております.

 私自身も反省の上に自己改革を進め,微力ながら部門の将来に貢献してゆきたいと考えております.今後もご指導・ご鞭撻のほど,何卒宜しくお願い申し上げます.

 

Last Modified at 2018/7/12