第25期[2018年度]関東支部・支部長挨拶

参加することが楽しい関東支部を目指して

第25期関東支部支部長 東京理科大学 山本 誠


写真:山本誠 支部長3月に開催された関東支部総会において、第24期の栗山透支部長を引き継ぎ、第25期の支部長を拝命いたしました。副支部長、支部幹事、ブロック長、監事の皆様ととともに関東支部の発展、会員の皆様へのサービス向上に努めて参りたいと思っていますので、 ご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
 関東支部は、1994年に設立されて以来、その活動は4半世紀を迎えました。関東支部に所属する会員は14,000名を超えており、日本機械学会の総会員数の41%に達する最大の支部として活動しています。支部全体の活動としては、ニュースレター「メカトップ関東」の年2回発行、夏休みおもしろメカニカルワールド2018、支部総会、講演会などを例年通り実施する予定です。各ブロックにおいても、「機械の日」の各種行事が8ブロックすべてで開催されるとともに、ラウンドイブニングセミナー(東京ブロック、以下同様)、神奈川フォーラム(神奈川)、若田名誉館長杯ロボット大会(埼玉)、風力発電コンペWINCOM2018(千葉)、女性技術者のための懇話会(茨城)、栃木県産業人クラブとの交流会(栃木)、メカライフの世界展(群馬)、ロボコンやまなし(山梨)など、特色のある様々なイベントの開催が70件以上予定されています。
 また、45校の現役学生により組織された関東学生会では、学生同士・企業の若手技術者・シニア会会員との交流会、見学会、卒業研究発表講演会などを開催する予定です。さらに、60歳以上の会員で組織されたシニア会でも、シニア会員向けに見学会、特別講演会、交流会などの開催を企画しています。学生、社会人、シニアの皆様には、これらのイベントに奮ってご参加いただき、大いに盛り上げていただきたくお願いいたします。
 このように、関東支部では多彩かつ活発な活動が展開されていますが、課題がない訳ではありません。例えば、支部・ブロックの運営や各種イベントへの企業からの参画が少なく、大学人がほとんどを担っている点です。機械学会会員の過半数は企業人であり、企業人にとって魅力のある運営や企画を行うためには、また企業人が喜んでイベントに参加いただくためには、企業人からの意見が大切であることは言うまでもないでしょう。企業人が支部活動やイベントを楽しめる、あるいは意義を感じられることが必要であると言えます。是非、企業人にとって魅力のある楽しい支部活動やイベントの展開に取り組んでいきたいと考えています。また、各種のイベントがブロック単位で行われることがほとんどで、関東支部全体としての活動が弱いとも感じています。1年間の任期中にどのような対策が取れるのか不安ではありますが、皆様からのご支援をいただき、このような課題に対して鋭意検討を進め、少しでもより良い支部活動が展開できるよう改善できればと思っています。

歴代支部長挨拶