"LSMPS法の数値安定化と複雑な⾃由表⾯流れへの適⽤"

東京大学 ⼤学院⼯学系研究科 システム創成学専攻 松永 拓也

第34回計算力学講演会(CMD2021) 2021年度 優秀講演表彰
開発した粒子法によるシミュレーション結果の一例.円筒容器内の液体が物体によって撹拌され,複雑な流れが生じる.新たな安定化手法により,精度と安定性の両立が可能となった.
"粒子法を用いた混合気挙動を考慮した燃料噴霧解析"
石井英二(日立製作所),助川義寛(日立製作所),山田 博(日立製作所),安川義人(日立製作所)
第21回(2008年度)優秀技術講演表彰

自動車用燃料噴霧のシミュレーション.噴孔近傍の燃料分裂挙動を粒子法で解析し,レイトレーシング法で可視化した.本解析では,噴孔上流の装置内流動をCIP法,噴孔近傍の燃料分裂挙動をMPS法,噴孔から離れた領域の混合気挙動を離散粒子法で解析した.
"多孔質材を貼付けた円柱まわりの流れのシミュレーション"
鈴木昌弘(鉄道総研),末木健之(鉄道総研),高石武久(鉄道総研)
第21回(2008年度)優秀講演表彰

物体表面に連続気泡の多孔質材を貼り付けることにより,非定常な渦放出が抑制され,大幅な空力音低減を達成できることがわかっています.多孔質材を単純な境界条件でモデル化した流れのシミュレーションを行い,渦放出が抑制されるメカニズムを探りました.
"Phase Field法と感度解析に基づくトポロジー最適化"
竹澤晃弘(広島大学),西脇眞二(京都大学),北村 充(広島大学)
第21回(2008年度)優秀技術講演表彰

構造最適化法を用いると,ある条件下における最適な形状を数値計算で導出することができる.この動画は,フェーズフィールド法に基づく構造最適化法で,最も剛性の高い二次元片持ちはりを導出したものである.(黒い部分が形状)
"スロッシングに促進される気液熱交換と相変化の数値解析"
姫野武洋(東京大学),梅村悠(東京大学),渡辺紀徳(東京大学),野中聡(JAXA)
第21回(2008年度)優秀講演表彰

流体解法にCIP-CUP法,界面追跡にMARS法,界面曲率の算出にLevel-set法を組み合せた自由表面流解法(CIP-LSM)によりダム崩壊問題を模擬した例です.良好な体積保存性と1格子幅での不連続捕捉を活かし,界面熱伝達と相変化を考慮した解析にも取り組んでいます.
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