第26期[2019年度]関東支部・支部長挨拶

新しい時代に多様性と横通しを

第26期関東支部・支部長 株式会社IHI 河合 理文


写真:河合理文 支部長 2019年3月に千葉工業大学で開催された支部総会で山本前支部長の後任として第26期の支部長を拝命いたしました。支部役員、ブロック運営委員、そして支部の会員・学生員のみなさまと力を合わせて支部の活性化、魅力向上に努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。
 今期はまず、企業会員、女性会員にもっと参加してもらえる支部を目指そうと考えました。そして支部役員に企業出身者を従来よりも一人多く、しかも女性技術者に参加していただくことができました。ここを足がかりに、企業人、女性にも魅力的な企画を提案していければと思います。
 ご承知のとおり、関東支部は8つのブロックから構成され、各ブロックが中心となって精力的に活動しています。一方で支部の横通しの体制がまだ十分でないと感じています。そこで今期は全ブロックから役員を出していただき、支部・ブロックの一体となった運営を目指します。
 その横通しの機能をすでに担っているのがシニア会と学生会です。シニア会は発足4年目を迎え、シニア会員200人を目標にさまざまな活動を行っています。最近では学生会との交流も深化し、卒業研究発表会でのコメンテーター、審査員の役割も定着しました。さらに多くのベテラン会員の参加をお願いいたします。
 学生会は各ブロックに幹事校を置き、卒業研究発表会、交流会、冊子JSME-diaの発行など精力的に動いています。しかし支部学生会と各ブロックの学生主体行事とが必ずしもリンクしていないところがありました。今期はここを強化して支部横通しの一助としたいと計画しています。学生員のみなさん、ぜひ学生会に参加して他の大学やベテラン技術者と議論、交流をしてください。
 このように諸活動を充実させるためには予算の裏付けが必要となります。関東支部では近年健全財政を続けた結果、かなりの余剰金がたまっています。今年度予算ではまずシニア会の予算を増額しました。また予備費を多く用意し、新しい企画を実施しやすい環境を整えました。会員のみなさまからもぜひ魅力的な提案をお寄せください。もちろん既存の行事をさらに充実させることにも使っていきたいと思います。
 最後に支部運営の合理化について。山本前支部長のイニシアチブにより、支部の総会・講演会、卒業研究発表会、さらに機械学会年次大会の開催校について、ブロックごとの当番制が始まりました。今期はその実質的なスタート(2021年3月の総会会場決定)です。今後にしっかり定着していけるようブロックと協議して進めます。
 細かい施策を述べてきましたが、これらを通じてさらに多くの方々に支部のさまざまな活動に参加していただき、交流を深めることが支部の役割です。みんなで令和元年の支部を盛り上げていきましょう。

歴代支部長挨拶