部門活動

第1技術委員会

 第一技術委員会は、人間が生活の中で身体的・精神的に様々な影響を受ける騒音・振動に関する諸問題を扱います。産学の研究者を中心に30名近いメンバーで活動をしています。引き続きオンラインツールも有効活用しつつ、対面での活動も再開しております。
 今後も対面とオンラインをうまく併用しながら活動を進めることによって、より多くの方にご参加いただけるような参加形態を模索いたします。

1.技術講習会
 委員各位のご協力により例年通り 2 回開催することができました。1 回目は 6 月 13 日(金)に「静粛設計のための防音・防振技術」と題して、2 回目は 10月22日(水)に「機械音の制御と活用技術の最前線」と題していずれも中央大学後楽園キャンパスで現地とオンラインのハイブリッド形式で実施しました。1 回目 36名、2 回目 38 名の参加者がありました。

2.手作りで音を楽しもう
 ―環境にやさしい夏休み親子向けイベント―
中央大学のご協力のもと例年実施しているイベントです。
今年度は 8 月 20 日(水)に対面にて開催しました。小学校1年生〜4年生の子供を含む親子合計24名の皆さんにご参加頂きました。

3.「音・振動快適化技術と新しい評価法」研究会
 今年度 1 回目は 7 月 22 日(火)に、北見工業大学のご協力を得てハイブリッドで開催し、20名が参加しました。2 回目は 11 月 28 日(金)に、日立製作所笠戸事業所のご協力を得てハイブリッドで開催し、25名が参加しました。
3 回目の 2月25日(水)は日本音響学会 騒音・振動研究会、日本機械学会の共催という形でJAXA筑波宇宙センターのご協力を得てハイブリッドで開催し、70名が参加しました。
 今後も、対面に加えて、ハイブリッドやオンライン開催などの柔軟な開催形態ならではの魅力ある活動を周知し、柔軟で活発な活動を維持できればと思います。皆さまのご協力をこれからもどうぞよろしくお願いします。

 

2025年度開催行事

2024年度開催行事

第2技術委員会

 第2技術委員会では、資源循環・廃棄物処理技術分野に携わる技術者および研究者が中心となり、技術的な課題のみならず社会的な課題に対しても検討を行い、循環型社会の形成推進に向け活動を進めています。
 2025年度は、第35回環境工学総合シンポジウム(IWEE2025&SEE)において「ごみ焼却施設の現状と今後の課題」と題したオーガナイズドセッションを行いました。また、例年通り施設見学会を実施しております。

1.活動報告

(1) OS「ごみ焼却施設の現状と今後の課題」
 主に環境プラントメーカーの技術者である委員を中心に、表記OSをIWEE2025&SEEにて企画・実施しました。当日は第2技術委員会委員のみならず、各企業から多くのご参加を賜り、非常に活発に意見交換を行うことが出来ました。また、招待講演として京都大学 高岡教授(現廃棄物資源循環学会 会長)に現代社会情勢下における廃棄物熱処理に関するご講演を賜り、環境問題と経済的課題の背景下での廃棄物処理の在り方について貴重な御意見を頂戴することが出来ました。前日には参加者が一同に介して懇親会を行い、昼夜を問わず連日議論が盛り上がり成功裏に企画を終えることが出来ました。

(2) 見学会
 11月6日に平塚環境事業センターの見学を実施しました。同施設は2013年に竣工されたもので、日量315トンの流動床式焼却施設に発電設備が敷設されており、地域送電事業も併せて実施しています。また、当該施設より排出される飛灰など焼却残渣は全量リサイクルされ、開設当初よりゼロエミッションを達成しています。詳細につきましては別途見学会報告にてまとめておりますのでそちらをご確認下さい。

2.計画
 2025年度に引き続き2026年度も第36回環境工学総合シンポジウム(@工学院大学)においてオーガナイズドセッションを企画し、廃棄物焼却施設に関する技術者の交流の場として活用し、更なる技術発展および人材育成に取り組む予定です。また、見学会やイベントなどの企画も引き続き検討します。

2025年度開催行事

2024年度開催行事

第3技術委員会

 まず、2025年度の第3技術委員会単独での主な活動は、次の2点です。

 見学会については、開催地が大阪であったため、主に近隣地区からとなりましたが、定員一杯までご参加いただき、関心の高さが窺えました。快く見学を受け入れてくださった株式会社ササクラ様に感謝申し上げます。興味深い見学内容の数々については他頁に譲ります。

 講習会の主題「カーボンニュートラル実現に向けた最新技術」は、シリーズ化を意図し昨年度と同一としました。今回は、アンモニア燃焼、バイオマス燃料電池、メタネーションに関する内容であり、基礎から実証的な内容まで深く幅広いものとなりました。

 次に、部門連携企画として、第5回 法工学・環境工学連携セミナー『〜「水素」をキーワードとした未来社会〜』を第35回環境工学総合シンポジウムにて、開催いたしました。第2および第3技術委員会からの問題提起に対して法工学の先生方を交えた議論が展開されました。

 なお余談ですが、第3技術委員会に4名の新規メンバーが加わりました。喜ばしいことに環境工学部門以外からの方を含みます。

2025年度開催行事

2024年度開催行事

第4技術委員会

1.はじめに
 第 4 技術委員会では、再生可能エネルギーの開発、エネルギー変換・貯蔵のための熱交換器やヒートポンプの技術開発、エネルギーの有効利用のためのヒートポンプやコージェネレーションの活用、エネルギーシステムの最適化等の分野に関する研究者が集まり、環境保全型エネルギー技術を主なテーマとして活動しています。
 2025 年度は、技術委員会、親子イベント、講習会、見学会、研究会を実施し、さらに空気調和・冷凍連合講演会、International Workshop on Environmental Engineering 2025 (IWEE2025)でオーガナイズドセッションを企画・運営しました。

2.夏休み親子向けイベント「熱を体験してみよう」
 次世代を担う子供たちに工学、機械、そしてエネルギーに興味を持ってもらうために、夏休み親子向けイベント「熱を体験してみよう」を開催しました。本イベントは 2011 年から開催しており、15 回目を迎え、夏休みの恒例行事となっております。コロナ禍(2020 年度)以降はオンライン開催にした結果、日本各地からご参加いただけるようになりました。2025 年 7 月の開催では、20組の皆様に参加いただきました。体験キットを用いて参加者が実際に手を動かすことで、身近にあっても目に見えない「熱」の性質を体験していただきました。

3.講習会「プログラミングで学ぶ熱物性推算」
 熱・エネルギーシステムや流体機械など様々な機械工学分野において、正確な流体物性値を利用することが求められる中、より実践的な知識の習得を目的として、「プログラミングで学ぶ熱物性推算」の講習会をオンラインで開催しました。前年度に大変好評だったことを踏まえて、2025年5月にスタートアップ編、8月にベーシック編,さらに11 月にアドバンス編を開催し、多くの方にご参加いただきました。2026 年度以降も、多くの方々が参加できる講習会を企画し、実施して参りたいと思います。

4.見学会「首都圏外郭放水路」
 首都圏外殻放水路(所在地:埼玉県春日部市)の見学を行いました。中川、倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川といった中小河川の洪水の一部を江戸川に流すための全長6.3 kmの放水路で、地下空間で水の勢いを弱め、スムーズな流れを確保するための「調圧水槽」は大変スケールの大きな見応えのある見学となりました。

5.第 58回空気調和・冷凍連合講演会
 空気調和・冷凍連合講演会では、「環境保全型エネルギー技術」のオーガナイズドセッションを企画・運営しました。第58回空気調和・冷凍連合講演会が2025年4月18、19日に東京海洋大学で開催され、1件の基調講演と8 件の研究発表が行われて、活発な議論となりました。

6.International Workshop on Environmental Engineering 2025 (IWEE2025)
 3年に一度開催される国際環境工学ワークショップ(International Workshop on Environmental Engineering 2025)のオーガナイズドセッションを企画・運営しました。このワークショップは7月18〜21日に北海道北見市の北見工業大学で開催されました。「Environment friendly energy technology」セッションでは、24件の口頭発表、17件のポスター発表による研究報告があり、活発な議論が行われました。また、同時開催された第35回環境工学総合シンポジウム2025では、10件の口頭発表による研究報告がありました.

7.おわりに
 その他に、第 4 技術委員会の委員を中心とした研究会を開催しました。2025年度はNEE研究会とサーモインフォマティクス研究会の 2 つの研究会が活動を行っています。

 2026 年度にも、引き続き、他の技術委員会や研究会、他学会の連携を積極的に進め、多くの皆様にご参加いただけるような分野の横断的研究交流を進めて参ります。

2025年度開催行事

2024年度開催行事

先進サステナブル都市・ロードマップ委員会

 環境工学部門の4つの技術委員会の横断的活動として「先進サステナブル都市・ロードマップ委員会」が組織されています。この委員会は日本機械学会の部門横断的な直轄委員会である「技術ロードマップ委員会」における環境工学部門の対応もとりまとめています。

 技術ロードマップ委員会は,2025年度の年次大会にて市民フォーラムを開催しました。フォーラムでは,2050年の持続可能で豊かな社会像の実現に向けた,産学官の専門家による最新の研究成果と社会実装への取り組みに加え、若手研究者による提案なども行いました。詳細については,機械学会のホームページ*を参照してください。また,2026年1月に開催されたワークショップには,環境工学部門を代表して参加し,「2050年社会像実現に向けた技術ロードマップ」についての討論を実施しました。討論では,「リアルとバーチャルの調和に基づく個人価値尊重と社会サステナビリティの融合社会」の社会像における,三つの課題,@次世代デジタルコミュニケーションとシステムインテグレーションのための技術革新,Aデジタルを活用した設計開発環境・組織のマネジメント,B持続可能なワークライフバランスとパフォーマンス最適化の実現,についての討論を行いました。この中で,環境工学の視点から,AI利用における電力の課題についての議論も行っております。

 なお,当委員会は2026年度より名称を「環境工学ロードマップ委員会」と名称を変更して,活動を継続する予定です。今後とも委員会活動へのご支援・ご協力をお願いいたします。