部門活動

第1技術委員会

委員長:森下 達哉
東海大学

 第1 技術委員会では、人間の生活環境における騒音や振動の問題に取り組んでいます。大学の教員、企業の研究者を中心に25 名のメンバーにて、今年度は以下の行事を開催しました。

  平成30 年度もさらに充実した企画を検討し、活動を推進して参りますので、ぜひご参加ください。

(1)技術講習会
 機械の設計・開発の技術者を対象に、6 月には「静粛設計のための防音・防振技術」を、10 月には「機械の振動・騒音低減と快音設計に役立つ解析技術」をテーマに開催し、それぞれ41 名、36 名の技術者に受講をいただきました。今後も、基礎的講習と、社会的関心の高い話題を取り上げた講習の二本立てで講習会を開催する予定です。

(2)手作りで音を楽しもう
 ― 環境にやさしい夏休み親子向けイベント―
小学生に音や振動に関する体験を通じて理科系に興味関心を持ってもらえるように、毎年夏休みに企業・大学と連携し、体験型イベントを実施しています。7 月に東芝未来科学館(川崎)にて開催し、50名の参加がありました。本イベントについては毎年大変好評を得ています。次回が節目の第10 回開催となるため、新たな企画の可能性を検討中です。

(3)「音・振動快適化技術と新しい評価法」研究会
 討議テーマに対して、自由に議論する討論形式の「音・振動快適化技術と新しい評価法」研究会を年2 回行っています。社会的に関心を集めている話題を中心に討議テーマとして取り上げています。
 10 月には神奈川大学にて第18 回 研究会を、1 月には福岡工業大学にて第19 回 研究会を行い、技術委員のレベルアップを図っています。

2018年度開催行事

2017年度開催行事

第2技術委員会

委員長:太田 智久
株式会社タクマ

 第2 技術委員会は、資源循環・廃棄物処理技術分野を対象とし、技術者や学識者約20 名からなる委員にて構成されています。

 廃棄物分野は、時代と共に廃棄物の適正処理から循環型社会の形成を経て、近年では低炭素化・資源循環、さらに施設の強靭化等持続可能な社会づくりへの総合的な取組を求められています。

 また自治体からの発注形態もPPP / PFI 手法に基づく発注も増加してきています。
 これらの新たな課題に取組むため、今年度は3 回の技術委員会を開催し、論点整理と委員間の情報共有を行いました。また、10 月に「見学会」を開催し、「先進事例」を学びました。

▶「武蔵野市新クリーンセンター」見学会
 開催日:2017 年10 月6日(金) 参加者21 名
 見学先:武蔵野市新クリーンセンター
 特 徴: 最新の焼却・排ガス処理システムで、災害時も公共施設のエネルギー供給拠点としての機能も備えている。
 発注はDBO 方式。

 資源循環・廃棄物処理技術は、現在、資源の積極的なリサイクル、廃棄物系バイオマス資源の利活用、廃棄物発電の高効率化、環境負荷の低減化と低コスト化に向っています。

 第2 技術委員会は、機械工学の視点からこれら技術の議論を深めるとともに、資源循環・廃棄物処理の今後のあるべき姿について議論していきたいと考え、そのための企画・立案を行っていきますので、多数のご参加をお待ちしています。

2018年度開催行事

2017年度開催行事

2016年度開催行事

第3技術委員会

委員長:江原 由泰
東京都市大学

 第3 技術委員会は大気・水環境保全技術に関する分野を対象としています。近年のグローバルな大気汚染や水質汚染、微生物汚染・感染などの環境問題の顕在化や震災などにおける緊急時の生活環境保全への対策が課題となっていることから、当技術委員会の社会的な責務も高まりつつあると感じております。

 特に近年、大気圧下で低エネルギーにより発生できる大気圧非熱平衡プラズマは、環境対策、医療技術、表面処理に対する有用な技術となっています。適用範囲は自動車や船舶で使用されるディーゼルエンジン排気ガスの処理技術や、揮発性有機化合物の除去、さらには病原性微生物殺滅法と医療応用など、その応用分野は多岐にわたっております。従いまして、環境保全型機械の開発に関連して幅広く活用されつつあります。

 本技術委員会の今年度の活動としては、沖縄県海洋温度差発電実証設備の見学会を下記のように開催しま
した。

▶「沖縄県海洋温度差発電実証設備」見学会

 第3 技術委員会としては、今後も会員のニーズに応えた見学会や講演会を開催し、大気・水環境保全に関する情報発信に努めたいと考えております。

2018年度開催行事

2017年度開催行事

2016年度開催行事

第4技術委員会

委員長:佐々木 正信
東京電力エナジーパートナー株式会社

 第4 技術委員会は冷凍空調、新エネルギー等の環境・エネルギー分野を広くカバーしており、2017 年度は以下の行事を主催しました。

 また、吸収・吸着系のヒートポンプ関連の最大の国際会議であるISHPC 2017 も共催しました。

 2018 年度につきましても、親子向け行事や、見学会、講習会の開催を計画しております。

(1)夏休み親子向け行事「熱を体験してみよう」
 8 月に日本科学未来館において、「熱」をテーマにした親子向け教室を開催しました。

(2)見学会「 あいかわ再生可能エネルギーと次世代エネルギー施設」
 12 月に神奈川県相模川水系の再生可能エネルギー施設群として、宮ヶ瀬ダム、愛川第1 発電所、愛川ソーラーパーク、城山発電所を視察しました。

 水力発電・ダムの基礎知識、宮ヶ瀬ダムの建設時状況から現在の運転状況まで幅広くご説明頂き、ダム内部の点検装置や管理設備及び利水放流設備、城山発電所の構造や設備、発電電動機室、重量物運搬通路、発電機の起動停止の状況等を視察させて頂く貴重な機会となりました。

(3)講習会「 デシカント空調システムの基礎理論と最新技術」

 12 月にデシカント空調に関する講習会を開催しました。デシカント空調は、さまざまな低温排熱や太陽熱等を利用して快適な湿度空間を作れるため注目を集めています。一方、利用熱源温度に見合ったデシカント剤の開発と選択、建物の種類や熱負荷に適したシステムの設計・施工と運転、システムの効率向上、コストダウンなどの課題があります。
 今回の講習会では、デシカント空調の基礎知識から、最新のデシカント剤の動向およびデシカント空調のオフィスビルへの応用に至るまでの内容を取り上げ、実務経験の豊富な6 名の講師によって、基礎理論と最新技術動向、実用例を紹介しました。

2018

2017年度開催行事

2016年度開催行事

先進サステナブル都市・ロードマップ委員会

主 査:川島  豪
神奈川工科大学

 環境工学部門は、「騒音・振動評価・改善技術分野」、「資源環境・廃棄物処理技術分野」、「大気・水環境保全技術分野」、「環境保全型エネルギー技術分野」の4 つの技術委員会から成り立っています。一つ一つが重要な分野であり、先輩方のご尽力によりかなりしっかりとした組織になっています。

 しかし、近年はこれらの技術を総合してやっかいな問題を新たな資源に変える等の新しい発想が求められています。このような見地から、安心・安全を最優先に人の快適性を追求する先進的な技術により、経済性も含めた持続可能な都市を提案する「先進サステナブル都市WG」が立ち上がりました。

 本年度は、「先進サステナブル都市」の具体案を作成するため、ロードマップ委員会と合同で学会の技術ロードマップ委員会への参加をとおして将来の環境工学部門のキーワードを探ってきました。まだ具体的なキーワード作成には至っておりませんが、「先進サステナブル都市」に向けたロードマップの作成を目指しています。また、環境工学総合シンポジウムにおいて先進サステナブル都市に関連する基調講演を企画しています。ご期待ください。

  なお、皆様からの忌憚のないご意見をお待ちしております。川島()までお寄せください。


 2011年および2012年の環境工学総合シンポジウムでは、東日本大震災をうけて防災の観点から先進サステナブル都市を考えました。以下にポスターを掲載します。

○ 東日本大震災復興に向けたワークショップ(第21回環境工学総合シンポジウム)

  1. 防犯・防災における音の役割 <JSME-ED1-P2011.pdf>
  2. 防災拠点の中心施設としての清掃工場 <JSME-ED2-P2011.pdf>
  3. 震災対応のための環境予測・改善技術 <JSME-ED3-P2011.pdf>
  4. 陸と海の方舟構想 −復旧と復興の両立− <JSME-ED4-P2011.pdf>

○ 震災復興に向けた 生活インフラストラクチャー(第22回環境工学総合シンポジウム)

  1. 震災復興に向けた 生活インフラストラクチャー
    (全体説明のパワーポイント)<JSME-ASC-P2012.pdf>
  2. 地震による津波被害の低減および避難所における音環境改善に関する提案
    <JSME-ED1-P2012.pdf>
  3. 震災対応のための環境予測・改善技術 <JSME-ED3-P2012.pdf>
  4. HILL PROJECT -A new community in Tohoku- <JSME-ED4-P2012.pdf>
  5. 災害時、大学にできることは何か? <JSME-KAIT-P2012.pdf>

以 上