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部門長挨拶


第96期部門長 村上弘記(IHI)

第96期ロボティクス・メカトロニクス部門長を務めさせていただくことになりました.重責ではありますが,企画委員会,運営委員会の皆様のご協力を仰ぎながら,部門の更なる発展,ならびにロボティクス・メカトロニクス技術による様々な社会問題の解決に向けて貢献していく所存ですので,よろしくお願いいたします.

このところ,通信情報技術の発展により,すべてのものがつながって新たな価値を生み出そうというIoTが話題になり,集めた情報処理に関しては著しい発展を遂げているAIが注目されています.日本からもConnected Industriesという概念で人と機械が協調して新しいデジタル社会の実現に向けて,新たな政策に取り組まれています.しかしながら,実際の物理的な作業の実現には,機械工学,特にロボティクス・メカトロニクス技術は欠かせないものです.すでにロボット革命イニシアチブでも取り組まれているロボット利活用の実証では,製造業のみならず物流現場など様々な産業でのロボット活用への試運用が数多く始まり,労働力不足の解決に向けての実証に取り組まれています.このように,社会問題の解決に向けた新しい世界を創造し,仮説検証的な活動に取り組んできた当部門の役割は重要となってきていると思います.製造・産業分野から医療・福祉分野など様々な分野で,人と機械がそれぞれの得意な作業で協調することで,豊かな社会を実現することを目指していくことが当部門の大きな目標です.

当部門では,英文誌として「ROBOMECH Journal」を発刊しております.Springer社からオープンアクセス可能な英文電子ジャーナルとして提供しているので,国際的に情報発信する場として活用いただきたく考えております.
昨年は,当部門の講演会であるROBOMECH2017を「再生と飛躍を導くロボティクス・メカトロニクス」というテーマで,福島県郡山で開催し,1,274件の発表と1,900名を超える参加をいただきました.福島県の復興としてロボット産業の育成の一助になったのではないかと思います.

本年は,ROBOMECH2018を北九州市で「地方から創生するロボティクス・メカトロニクス」というテーマで開催します.北九州市は,高度経済成長で先端を走ってきたことから,産業発展の裏側にある公害対策,高齢化対策など様々な社会問題の解決にいち早く取り組んできた自治体です.今回の講演会では,このような地方の取り組みに学ぶことも多いのではないかと考えております.また,今年は本講演会の30周年にあたり,ロボティクス・メカトロニクスのこれまでとこれからについての講演を中心とした記念行事も計画しておりますので多数の参加をお待ちしております.社会問題の解決には,複数の技術の融合が必要であり,融合を促進する場として,ROBOMECH2018を活用いただければ幸いです.

Last Update: 2018/05/29
掲示責任者: 日本機械学会ロボメカ部門広報委員会