日本の輸出入と機械産業の国際競争力
第4回 米国・中国向け輸出入

日本の二大輸出入先である米国と中国について、最近の輸出入動向と、2000年代以降の輸出入の推移を見る。米国へは自動車の輸出が多く、対米向け輸出額の3割弱にもなる。中国からは電算機類や通信機の輸入が増大しており、輸出は半導体製造装置や化学製品が多い。輸出額と輸入額を合わせた貿易額は中国向けが米国向けを3割も上回っていることに注目したい。
米国向け輸出入と日米の国際競争力
米国向けの輸出入は圧倒的に輸出額が輸入額を上回る(表1)。対米国の貿易収支額は8.6兆円。米国は自動車をはじめ機械類の多くで競争力が弱く、日本の自動車の貿易黒字が5.9兆円に達する。製造業で、米国が日本との貿易において競争力で優位にある製品は、化学製品(特に医薬品)、電算機類、航空機類である。ボイラやガスタービンなどの原動機も米国側に競争力があり、収支は均衡している。また、鉄鋼や工作機械の競争力も弱い。
表1 2024年米国向け商品別輸出入額(10億円)

(注)
・通関ベース
・その他:光学機器、医療用機器、計測機器および制御機器、写真用機器、時計、衣類およびその付属品等(以下同じ)
・電算機類は「貿易統計」上では一般機械に含まれる
(出所)
財務省「貿易統計」、日本工作機械工業会「工作機械統計要覧」から作成(以下同じ)
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