超低コスト化設計による戦略的競争力の強化
第4回 7つ道具:品質工学とTRIZ の設計革新

7つ道具の内、今回は品質工学とTRIZ(トリーズ)
第3回を振り返ると、従来、安価な製品づくりとして認識されていた「低コスト化」は、現代では「品質とコストの両立」を追求する設計思想へと再定義された。過去のコスト偏重による品質問題を教訓に、設計現場ではコストパフォーマンスの最適化が重視され、設計者が使うべき「5+2」の計7手法を紹介した。
中でもVEは、機能とコストの比率で価値を定義し、隣国企業がこの手法を中核に据え「低価格・高品質」を達成した事例を示した。QFDは、設計段階から品質を考慮する日本発の手法で、老舗カメラG社の再建事例を通じて、顧客ニーズに基づく設計優先順位の明確化と多機能化の抑制が有効であることを示した。
さて今回の「道具」は、品質工学とTRIZを解説しよう。繰り返すが、低コスト化とは、昭和初期の技術者のように、気合いやベンダー虐めで達成するのではなく、大工や寿司屋同様、技術の職人なら道具を使いこなして一人前となれることを理解する。
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