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2026/4 Vol.129

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特集 宇宙エレベーター実現へのハードルと可能性

宇宙エレベーター協会による開発国際展開

大野 修一〔(一社)宇宙エレベーター協会〕

宇宙エレベーター開発の歩みと国際的連携の現状

日本における活動の履歴と海外推進団体との協力体制

宇宙エレベーターは、長らくSF作品の中の夢物語として語られてきたが、最近そのコンセプトが社会的に知られるようになってきて、その実現可能性について学術的・産業的な議論の俎上に載るようになってきている。本稿では、(一社)宇宙エレベーター協会(JSEA)によるこれまでの活動の軌跡を振り返るとともに、海外の推進団体との連携状況、そして宇宙エレベーター実現に向けた新しい国際的枠組みについて論じる。さらには、本プロジェクトを完遂するために不可欠となる広範な推進分野――とりわけ技術開発のみならず、世界規模での開発体制の構築や、法的・経済的枠組みの形成といった社会科学的アプローチの重要性――について詳述し、宇宙エレベーターが人類にもたらす根源的な意義を展望する。

日本における宇宙エレベーターに関する活動は、JSEAの設立を契機として組織的かつ継続的な取組みへと発展してきた。これまで、係留気球システムを応用した昇降機の実証実験や、その性能を競う技術競技会の開催などを通じて国内の学術機関、そして次世代を担う学生たちとネットワークを構築してきた(図1)

図1 技術競技会で使用された浮力500kg級係留気球
(地上との間に1km以上のテザーを展張)

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