AI/Robot/IoT で変わる製造現場
ガンプラを世界に届けるバンダイ新工場「BHCPDII」成形から出荷までオールインワン化、生産性を35% 向上へ

(株)BANDAI SPIRITSは、静岡県静岡市葵区にプラモデル生産拠点「BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE(BHCPDII)」を新設した。新工場は人気アニメーション作品「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデル、通称「ガンプラ」の製造を強化するための拠点だ。工場には一般見学できるミュージアムを併設。稼働中の工場の様子をガラス越しに見ることができるだけでなく、一連の製造工程、企画、設計、金型、成形、パッケージデザインなどの開発体験ができる。8月にはオープンに先駆けて報道関係者向け内覧会が行われた。
世界的に人気、伸び続けるガンプラ市場
今日の「ガンプラ」は1980年頃にブームになった頃とは完全に別物である。大きな特徴は、適度な硬さの高精度パーツによる「スナップフィット」だ。接着剤不要でパチパチとパーツを嵌め込むだけで形になる。高度な金型設計技術と樹脂成形ノウハウ、そして後述する多色成形機によって、バンダイは「誰でも説明書どおりに作るだけでカラフルな仕上がりとなるプラモづくり体験」を実現している。
市場は堅調だ。ガンプラだけの公式な単独の市場規模データは公表されていないが、製造・販売元であるBANDAI SPIRITSおよび親会社のバンダイナムコホールディングスの決算情報によれば「ガンダム」関連IPのグループ横断売上は2024年度で約1,457億円。「ガンプラ」はこのIP売上の柱だと推定される。数量で見ると、ガンプラの累計出荷個数は2024年9月に8億個を超えた。そして2020年時点で年間販売額の5割が海外(アジアや欧米)となるなど、国内だけではなく世界規模で拡大中だ。そのため製品の多くが入手困難な状態が続いている。
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