日本機械学会サイト

目次に戻る

2019/2 Vol.122

【表紙の絵】
さがせ!タカラモノグラ
後藤 快 くん(当時7 歳)
タカラモノグラは化石や宝石をみつけるきかいです。
そうじゅうしているぼくは、きょうりゅうの化石やキラキラしている宝石をみつけようとわくわくしています。

バックナンバー

特集 二酸化炭素分離回収と貯留・固定および利用技術

微細藻類によるCO2のジェット燃料転換

金子 典充〔(株)IHI〕

バイオジェット燃料利用推進の枠組み

バイオジェット燃料は、航空機運航における温室効果ガス(Greenhouse gas:以下、GHG)排出量の削減手段として期待されており、航空業界で導入推進が取組まれてきている。ICAO*1では2013年に、2020年以降のGHG排出の削減に関する世界規模の努力目標、および2050年までに2005年比で50%GHG排出削減を目標とすることが決議された(1)。2016年にはICAO第39回総会において、GHG削減の枠組みとして温室効果ガス排出削減制度(CORSIA*2が合意された(2)

また国際線を運航する航空会社、その関連企業から成る業界団体であるIATA*3も、同様の目標を掲げている (3)

バイオジェット燃料に関する認証と利用現況

認証と製造プロセス

製造したバイオジェット燃料を商用航空機に搭載するためには、いくつかの認証が必要である。

燃料としては、純バイオジェット燃料および石油由来のジェット燃料との混合バイオジェット燃料の要求仕様であるASTM*4D7566を満たす必要がある。

会員ログイン

続きを読むには会員ログインが必要です。機械学会会員の方はこちらからログインしてください。

入会のご案内

パスワードをお忘れの方はこちら

キーワード: