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2020/7 Vol.123

表紙の説明:「これは、1930年代にドイツのファウター社で製造されたホブ盤のテーブルとワークアーバ部分である。穴加工済みの工作物を、テーブルの中心になるようにワークアーバに取付けて固定し、工具(ホブカッタ)と工作物の相対運動により歯形形状を創成しながら加工して歯車を作る。」
[日本工業大学工業技術博物館]

表紙写真 北原 一宏

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特集 スポーツ×ICT

NECのスポーツ・イベントにおけるICT活用の取り組み

横山 登〔日本電気(株)〕

はじめに

スポーツとICTの融合による新事業の創出
スポーツ産業は政府の成長戦略「日本再興戦略2016」において新たな有望市場と位置付けられ、2015年に5.5兆円であった市場規模を、2025年には15兆円へと拡大することが目指されている。この実現のために必要とされているのが、他産業との融合による新たなビジネスの創出である。ICTには、スポーツと他産業をつなげることによる新たな価値、新たな事業の創出が求められている。
スポーツ産業の活性化の起爆剤と位置づけられているのが東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020大会)である。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の世界的な流行により開催が1年延期となったが、それ故に業界の枠を超え、一過性ではない新たな社会価値、すなわちレガシーを残すことが期待されている。
本稿では東京2020大会運営におけるICT活用の事例を中心として、当社のスポーツやイベントにおけるICT活用の取り組みを記す。

NECによる東京2020大会成功への貢献

世界一、安全・安心な大会へ

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