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2020/8 Vol.123

表紙の説明:これは、1925年頃に米国のヘンディー社で製造されたベルト掛け段車式普通旋盤の主軸台の換え歯車装置部分である。右下には3段の送り速度群変換装置を装備し、さらに奥には12段のノルトン式送り速度変換装置を装備する。2つのレバー操作で簡単に36段変速できる。
[日本工業大学工業技術博物館]

表紙写真 北原 一宏

バックナンバー

特集 2020年度年次大会

大会委員長挨拶「コロナ禍に負けない年次大会を!」

2020年度年次大会 大会委員長 江口 勝彦〔アイシン精機(株)〕

「人・モノ・未来をつなぐ機械工学」

2020年度日本機械学会年次大会大会テーマ

「Society5.0を支えるイノベーション」

「人・生物・機械の持続的調和社会の実現」

「超少子高齢社会を豊かにする次世代技術」

 

2020年度日本機械学会年次大会は、9月13日(日)から16日(水)まで、大会史上初めてのWeb講演会として開催されます。30年ぶりに名古屋で開催予定であった年次大会は、まさに歴史に残る年次大会となるでしょう。

本年次大会の開催については、中国武漢閉鎖以来、学会本部と、年次大会企画WG、そして大会委員会、実行委員会で正に喧々諤々の議論を交わしてまいりました。その結果、本年次大会は、上記のように予定通りの日程で開催することとしました。参加者の安全確保と、会員の発表機会維持の両立を考慮し、一般講演は全て Web 講演とし、特別講演、本部企画等も Web での参加を基本として、状況が許せば一部現地開催も検討しています。

Web講演では、より多くの参加者の聴講のしやすさと、質疑応答による議論のしやすさを両立すべく、発表者とその連名者、座長(司会)と質問者および会場係のスタッフのみZoom会議室に入室し、発表、質疑応答をして頂き、その様子をリアルタイムでYouTubeにて配信いたします。

イメージとしては、通常講演における講演室ごとにYouTubeのURLを割り当て、プログラム冊子に記載(リンク)いたします。発表者、座長および聴講者は、プログラムの時間にYouTubeのURLにアクセスし、発表者と座長は、YouTubeの概要欄に記載したZoom会議室のURLからZoomに入室して頂きます。聴講者は、そのままYouTubeにて各講演者の発表を聴講して頂き、質疑応答になりましたら、発表者と同様にZoomに入室して質問をして頂きます。

このような形式にした経緯としては、すべてZoomで行った場合、設定したZoom会議室に不具合が生じた場合、変更等連絡手段が限定され混乱が生じる恐れがあること、物理的なスペースの制約が無いため、Zoom聴講人数の上限を超える恐れがあること、そして何よりZoomに大人数がアクセスすることで通話品質の低下や意図しない音声の混入などのトラブルを懸念したためです。
また、Web講演会ならではの機能として、発表後の講演の様子は、そのままYouTubeにて発表日を含めて3日間、タイムシフト視聴して頂けます。通常の講演会では同一時間帯に2つの講演を聴講することはできませんが、本講演会では質疑応答を含めて期間中何度でも視聴できます。

さらに、技術展示、カタログ展示もWeb展示を展開します。Web展示では掲示板による情報交換や、リモートによる遠隔プレゼンなど専用のホームページにて展示を行い、各講演の前後に広告も展開いたします。

全く初めてかつ新しい試みをわずか数か月で準備するため、大会委員会、実行委員会、特に若手の委員を中心として鋭意準備を進めております。Web講演会の特性上、参加申し込みは8月24日までの事前申し込みのみとなっております。皆様のふるってのご参加をお待ちしております。

最新情報はホームページでご確認ください。
https://www.jsme.or.jp/conference/nenji2020/


2020年度年次大会 大会委員長
江口 勝彦
アイシン精機(株)
執行役員 技術開発本部長
◎専門:技術開発

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