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2021/12 Vol.124

機構模型

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

歯車を用いた往復運動

年代未詳/真鍮、鉄、木製台座/H250, W400, D300(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵

工科大学もしくは工学部の備品番号「工キ學ニ二一〇」の木札付。本模型の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きのものを含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機構模型が現存する。

上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵

[東京大学総合研究博物館]

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名誉員から一言

後輩よ、工学の論文を書こう!機械工学は永遠であれ!

つぶしが効く機械工学エンジニアを育てよう!

高校の教諭からは機械工学科を卒業すると、機械エンジニアになれ、食うに困らないといわれた。大学教授からは、機械エンジニアはつぶしが効くので、就職には困らないと言われた。筆者は、大学院博士課程に進学し、企業に就職することなく、そのまま大学に残って、論文は書くのが当然との環境にいた。常に自分はつぶしが効くのか?機械のエンジニアなのか?科学者なのか?何者か?を自問してきた。それは、学生は先生を見て育つと思っていたからである。また企業に就職する学部生・修士院生は論文を書く必要があるのか?大学院修士課程は、最先端の研究で院生が教育を受けるところなので、本当に自分が与える研究内容でまた指導の方針で、社会に巣立って困らないつぶしが効く機械工学エンジニアの卵を育てていると国民に胸を張っていえるか?博士課程の院生には専門バカをつくっていないか?ところでつぶしが効くとは何か?の疑問・不安ももっていた。企業人も関与する多くの研究プロジエクトに参加して、学生・院生と連名の多くの論文を記述して、研究室を卒業した学生・修士院生・博士院生の卒業後の活躍を見て、100年に一度の変化を経験して、試行錯誤の結果、退官の数年前に、60歳ごろやっと、自分なりの答えを持てたので、後輩の教員とエンジニアに役だつかもしれないとの淡い期待をもって以下に記述する。

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