日本機械学会サイト

目次に戻る

2017/5 Vol.120

【表紙の絵】
「なかまを増やすロボット」
乙成 華菜 さん(当時10 歳)
このロボットは、はんしょくするロボットです。人が少ない年齢はどこかをみて、大人でも自分より年上じゃなければうむことができ、少子化を防げます。(一部抜粋)

バックナンバー

総会報告

第94期 会長退任のご挨拶

岸本 喜久雄

~新生「日本機械学会」の実現を望んで~
岸本 喜久雄(東京工業大学環境・社会理工学院長)

 

日本機械学会は本年創立120周年を迎えましたが、その節目のときに会長を務めさせていただきましたことを光栄に思います。就任のときに、今期はこれまでの本会の120年間の活動を総括するとともに、その先を見据えた活動を行って参りたいと目標を述べました。そして、重点施策を以下の3点に置いてさまざまな取り組みを行いました。

(1)学術活動の充実に向けた取り組み
(2)会員にとっての魅力ある学会に向けての取り組み
(3)本会の活動に対する共通理解の醸成に向けた取り組み

すなわち、学術団体としての基本は学術活動にあり、その充実が肝要であること、また、本会の活動は会員のためにあるという基本認識に立ち返るとともに、本会の存在意義を明確することこそが、120周年の先の未来に向けて本会が持続的に発展していくために重要だと考えました。

具体的には、(1)については、「部門のあり方検討委員会」や「年次大会検討委員会」を発足させて活性化へ向けた検討を進めていただきました。学術誌のパワーアップのための検討も進めていただきました。また、講演会の活性化と若手会員の増強を目指して、講演会での発表資格の見直しと学生会費の減額を実施いたしました。

(2)については「若手の会」、「JSME International Union」の活動の充実を計るとともに、機械系女子学生の活躍を支援するために「第1回メカジョ未来フォーラム」を開催いたしました。2017年1月より、会誌とホームページを全面的にリニューアルいたしましたが、会員の皆様にとって、本会をより身近に感じていただけるようになったのではないかと期待いたします。

(3)については、本会の未来を構想して行くためには私たちの使命や価値を再確認して本会の活動に対する共通理解を持つことが大切であるとの考えで検討を進めました。その結果として「新生『日本機械学会』の10年ビジョン」をまとめることができ、それに向けたアクションプランを策定いたしました。また、創立120周年事業委員会から日本機械学会憲章を造ることが提案されました。これらを踏まえて、本会として発信するに相応しい文書類について広く議論を行っていくことが大切であるとのことから「新生『日本機械学会』あり方検討委員会」を設置して今後の活動として取り組んでいくことにいたしました。
以上のような今期の活動が、創立120周年のロゴ「夢を形へ紡ぐ」に託された、本会が「夢」を語り、「夢」に向けて行動する人たちの集う活気に満ちた場として発展していくための一助となっていることを願います。

最後になりますが、理事会、支部・部門・諸委員会、事務局の皆様のご協力に心より感謝申し上げるとともに、本会初の女性会長に就任される大島まり先生のリーダーシップの下で、本会が新生「日本機械学会」として発展していくことを期待いたしまして、退任の挨拶とさせていただきます。

キーワード: