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2021/1 Vol.124

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第 100号)
機構模型 ねじ

年代未詳/真鍮、鉄、木製台座/ H270, Dia.130(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵
ねじは基本的な機構の一つ。機構模型は近代化の進められた機械学教育に用いられた。本模型の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きのものを含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機構模型が現存する。
上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵

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特集 日本のモノづくり再興Part1 -ポストコロナのモノづくり-

人と水の関係を変える新たなものづくり

西尾 学〔WOTA(株)〕

はじめに

自律分散型水循環の普及へ取り組むWOTA

水は、人々が生きていくためには、必要不可欠であり最も重要な資源である。しかし、そのような重要資源であるが、地球上の水のほとんどが海水であり、実際に人類が利用可能な水は地球上に0.01%程度である(1)。そのため、今後世界の人口増加が進むと、前世紀では石油であった紛争の火種が、21世紀には水になるだろうと言われている。

水資源が豊富だと言われている日本においても、各地で過疎化が進んでおり、地域の水道敷設費用に対して、収入源の減少による水道代の増加などが叫ばれている。加えて管渠(かんきょ)の経年劣化に伴う交換費用など、顕在化しているだけでもさまざまな課題を抱えている。そのため、これまでの水インフラのあり方について早急に見直す必要がある。

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