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2021/6 Vol.124

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

四リンク

年代未詳/フォイト社製/ベルリン(独)/真鍮、鉄、木製台座/H270, W300, D90(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵

ハンドルに「GUSTAV VOIGT BERLIN. S. W.」の刻字あり。工科大学もしくは工学部の備品番号「工キ學ニ四八九」の木札付。本模型の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きのものを含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機構模型が現存する。

上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵

[東京大学総合研究博物館]

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Withコロナのノウハウ

芝浦工業大学におけるコロナ禍の学生ケア

Withコロナのノウハウ-大学教育編-

コロナ禍の中で新入生を迎え入れる

突然のキャンパス入構制限。その最中、新たな大学生活に期待と不安を抱えた新入生のケアが重要

20202月、芝浦工業大学 システム理工学部 機械制御システム学科1年生の担任として、新入生オリエンテーション(パスタブリッジコンテスト)の企画・準備をしているところだった。COVID-19の影響が拡大するなか、新入生オリエンテーションの中止、完全オンライン授業への移行、2020年度前期のキャンパス入構制限など、日常が一気に非日常へと変わっていった。

前期授業の開始時期も5月へとずれ込み、新入生は4月中、ただただ状況を見守る状況となった。そのような中、本学 機械制御システム学科では、新入生の不安を和らげ、就学意欲の維持向上を目的とした「よろず相談会」を開催した(図1。よろず相談会では、新入生と学科教員・先輩学生(学部4年生、大学院生)とがオンラインで交流し、新入生からの履修相談やキャリア相談、課外活動に関する相談を先輩学生や教員が受けるという試みである。学科の先生方や先輩学生たちの協力もあり、よろず相談会は新入生ケアにおいて重要な役割を果たすことができた。

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