名誉員から一言
若者よ、学会に入れ!
本会との縁
錚々たるメンバーと同じ「名誉員」という称号を授かることに大いなる気恥ずかしさを覚えるとともに日本機械学会(以下、本会)との「縁」を強く感じる。
40年前、私が本会に入会した動機は講演会での発表のためである。入社間もないころに携わった水力機械の事故原因を一般化したものを発表することになった。この顛末は、後に機論に投稿し私の最初の論文となった(この件については本会のコラム「き・か・い」No.77(1)に少し詳しく書いた)。学生時代にまじめに勉強してこなかった私にとって未知のことに取り組むことが新鮮であり、自分の論文が学術誌に載ることが単純に嬉しかった。その後も講演会での発表や論文の執筆など本会での活動を通し技術者として成長できたと実感している。
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