キーワード: Myメカライフ
異なる方向から現象に光を当てる
No.1233, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1233-47/
この度は日本機械学会奨励賞(研究)を頂き、光栄に思います。この賞の内容は、学生時代から現在に至るまで継続して行ってきた気流中の柔軟媒体に励起される空力弾性振動に関するものです。長い間継続してきた内容が評価されて嬉しく思います。本稿では、これまでの研究の道筋のダイジェストと研究の過…Read More
フィンランドでの自然と時間
No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-43/
私は、2019年9月までフィンランド・ヘルシンキ大学にて学振特別研究員として研究活動を行い、2019年10月より、京都大学にて研究を進めさせていただいております。拙文ではありますが、フィンランドでの研究経験について書かせていただきます。
界面の不思議な挙動
No.1219, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1219-47/
大学時代の私は友人の間では不真面目として有名でした。修士学生時代にドイツの企業でインターン生として働いた際にも、「渡独してビアマイスターになるらしい」という噂がまことしやかに囁かれていたほどです。それも無理からぬことで、機械工学の基礎である「四力」はすべて単位を落として再履修しま…Read More
温故知新~過去を想い、未来を描く~
No.1217, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1217-46/
子供の頃を思い出すと、バッタやトンボのヤゴを採って喜んでいるような少年でした。そんな私が機械工学に興味を持ったきっかけは、電子工作が好きな友人に誘われて一緒に工作をして遊んだことでした。気がつけば、「将来はロボットエンジニアになる!」という夢をもっていました。本稿では、そんな私の…Read More
異なる環境を選択する
No.1216, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1216-44/
図 層流対向流場に形成される噴霧火炎と火炎中心断面に生成されたすす一次粒子の体積分率 研究との関わりは、大学4年の研究室配属から始まりました。最初に取り組ませていただいたのは、液滴径や液滴径分布などの特性を操作した燃料噴霧の着火形態に関する研究でした。火炎が燃え広がる範囲内で燃料…Read More
自己治癒セラミックスに魅了されて
No.1215, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1215-46/
図 治癒活性相の3次元ネットワークを有する新規自己治癒セラミックス 私は、物質・材料研究機構(NIMS)にて航空機エンジンの部材などに用いられるNi基超合金やセラミックスなどの超耐熱材料の研究・開発に従事しています。今回は学生時代から長い間魅了され続けてきた「傷を自分で治すことが…Read More
技術を通じて社会に貢献する
No.1214, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1214-52/
日本機械学会奨励賞の受賞者に執筆依頼があり寄稿の機会を頂きました。拙文ですが、現在の開発テーマ、現在のキャリアに至る経緯、今後の目標についてご紹介させていただきます。 このたび、改良沸騰水型原子力発電所の3次元有限要素法耐震解析のためのモデル化技術の開発に関し、日本機械学会奨励賞…Read More
構造の変形と機能 ─身近な話題から非線形問題まで─
No.1213, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1213-48/
2019年6月上旬に、私が所属する大阪大学の吹田キャンパスに“テクノアライアンスC棟”という建物が完成しました。C棟と呼びますように、産学官連携の新たな研究拠点として先に建てられたA棟・B棟に続き、増設された経緯があります。すぐ隣にレーザ科学研究所が領するちょっとした高台があり、…Read More
省エネ家電開発の日々
No.1212, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1212-44/
私は2012年より(株)日立製作所で白物家電の省エネ化技術の研究開発を行っています。日本機械学会奨励賞(技術)を受賞して、執筆の機会を頂きましたので、現在に至るまでのメカライフと、今まで感じた思いを簡単に紹介させて頂きます。
好奇心が成長の源
No.1211, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1211-42/
このたび「ロケット分離時の衝撃発生挙動の予測技術の開発」という題目で、日本機械学会奨励賞(技術)を受賞させていただきました。本技術は、私が(株)日立製作所から国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)に出向していた期間に開発したものになります。一介の機械工学者が宇宙開発に携…Read More
課題は困難であればあるほど面白い
No.1210, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1210-38/
私は小学校の卒業文集に「将来の夢は博士になることだ」と書くほど科学が大好きな少年でした。小学生時代は、線香の煙を紙ヒコーキにあてて空気の流れを可視化したり、発泡スチロールでさまざまな形状の模型船を造っては近所の用水路に浮かべて実験したりと、飛行機や船に関する科学が大好きな少年でし…Read More
流体工学との出会い
No.1209, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1209-46/
私は豊橋技術科学大学にて流体工学に関する研究を行っております。現在楽器の研究に関わっているのは、中学・高校でブラスバンド部に所属していた縁かもしれません。子供の頃から読書や学ぶことは好きで、高校生になってからも数学や物理が好きでした。この頃から漠然と研究者になりたいという考えを持…Read More
研究者は300 年後の夢を見るか?
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-48/
この度、現在のキャリアに至る経緯に関して執筆の依頼を頂戴しました。私がどのようなことを考えながらここまで研究を続けてきて、今後どのような道を歩んでいきたいか、ご紹介させていただければと思います。 私は理科や算数が好きな、いわゆる理系の子供ではなく、実験よりも読書が好きでした。理系…Read More
医工学研究を始めたきっかけ
No.1204, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1204-50/
私は現在東京女子医科大学で、医工融合をモットーに多分野の専門家たちと一緒に研究開発を行っています。現在の職場で手術支援システムの研究を行えているのは、これまでにいろいろな方々との出会いがあったからです。高専では電子工学科に所属し、半導体や放射線に関する研究を行っていたのですが、た…Read More
情熱と反応
No.1203, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1203-54/
日本機械学会奨励賞(研究)の受賞者に執筆依頼があり、今回寄稿の機会を頂きました。私は2018年8月より大阪大学に所属していますが、受賞当時は海外ポスドク勤務(イギリス・オックスフォード大学)であったため変わった(?)キャリアパスから私に寄稿依頼を下さったと理解し、私がポスドク時代…Read More
理科好き少年から大学教員へ
No.1201, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1201-46/
My メカライフに寄稿するにあたり、専門的な研究内容を多く書くよりも、なぜ私が機械工学を専門とする大学教員になったのかというキャリアパスと現在を書いた方が、読者の皆様には楽しんでもらえるのではないか、特に学生の皆様には大学教員や研究者も面白そうだと思っていただけるのではないかと思…Read More
蚊の吸血からバイオメカニクスへ
No.1200, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1200-46/
はじめに 日本機械学会より、文部科学大臣表彰若手科学者賞の受賞者に執筆依頼があり、今回Myメカライフ執筆の機会をいただきました。蚊の研究から始まり、さまざまな生物種に関するバイオメカニクス研究を行うまでに至った小職の研究背景について紹介いたします。 研究の世界は、皆平等 大学4年…Read More
ヒュッゲ
No.1199, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1199-46/
ヒュッゲの一例(左)、ヒュッゲに華を添えるデンマーク料理たち(中) 最近、興奮度が高かった橋:アナコンダ橋(オランダ・アムステルダム)(右) 春から大学の国外研究員制度を利用し、骨・筋の計算バイオメカニクスの研究を行うため、デンマークに来ています。本学会からの推薦を…Read More
理学療法士からメカジョへ
No.1198, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1198-41/
“私は理学療法士です”と機械分野の学会などで自己紹介をすると、いつも驚かれます。理学療法士と聞いて馴染みのない方も多いと思いますが、理学療法士とは、病院でリハビリテーションを担当している医療従事者です。 私は、学士課程で理学療法士の国家資格を取得し、修士課程は医学研究科に所属して…Read More
ロケットの打上げと安全
No.1197, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1197-43/
私はロケットの打上げを見るのが大好きです。打上げの時には、特設サイトでライブ中継を見ます。8分前から始まるカウントダウンにどきどきします。好きが高じて、イプシロン2号機の打上げには当時5歳の子どもを連れて見に行きました。夜空にうつる炎の色、バリバリという音とともに、あっという間に…Read More