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2019/8 Vol.122

【表紙の絵】
れいにーうぉーくのぱたぱた
長谷川 遥 さん(当時6 歳)

雨の日にブルーになる気分や、ストレスで落ち込む現代の人たちの気分をいやしてくれるとっても自然のいいかおりのするスプレーをまきながらぱたぱた飛びながら空中散歩する人間をハッピーにする未来のマシーン

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Myメカライフ

流体工学との出会い

◎web版私は豊橋技術科学大学にて流体工学に関する研究を行っております。現在楽器の研究に関わっているのは、中学・高校でブラスバンド部に所属していた縁かもしれません。子供の頃から読書や学ぶことは好きで、高校生になってからも数学や物理が好きでした。この頃から漠然と研究者になりたいという考えを持っていました。

大学院前期・後期課程では空気の流れから発生する音(空力音)に関する研究に携わることとなりました。流体の数値計算について学び、教授の非常にわかりやすい説明に感銘をうけ、修士1年の夏頃、博士の学位を取ろうと決意しました。学位はキャビティと呼ばれる溝部からの空力音の発生(図1に関する研究で取得しました。また、研究室ではファンなどの流体機械や自動車・高速鉄道といった流体に関連した機械について企業との共同研究が活発になされており、そうした実際の製品の開発研究にも触れる機会があり、今の研究の基礎になっていると感じています。現在の大学に教員として移り、空力音のテーマを中心に研究を続け、この度の文部科学大臣表彰に繋がりました。

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