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2018/4 Vol.121

【表紙の絵】
「あいするこころロボット!!」
齋藤 佑陽 くん(当時5 歳)
人間ができないことが何でもできる
ロボットがあったらいいな。

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特集 オリンピック・パラリンピックに貢献するスポーツ工学

総説:パラリンピック支援の研究開発事例にみるスポーツ工学の貢献

中島 求(東京工業大学)

はじめに

新しい学問分野であるスポーツ工学

スポーツ工学は1980年代の終わりごろより始まった新しい学問分野である(1)。スポーツを行う人間にとって、より良い用具、装具および環境を作るためには、使い手である人間側の研究が必要となる。そのような観点から、工学が、スポーツを行う人間側までを研究対象に含めるべく対象範囲を広げたものがスポーツ工学と呼べるであろう。また、工学、とくに機械工学は成熟が進み、さまざまな解析手法や開発手法が確立されている。これらの既存技術をスポーツの分野に新たに応用して知見を得ようとするものも、スポーツ工学の範囲に含まれるであろう。ここで、スポーツには、オリンピック・パラリンピックを頂点とする、世界一になる(金メダルを獲る)ことを最終目標とする競技スポーツと、個々人の健康維持や楽しみのために行うエクササイズやレクリエーションとしてのスポーツの二つの側面がある。本稿では、競技スポーツに的を絞り、競技スポーツに対するスポーツ工学の貢献について実例を交えて述べていきたい。なお実例として、リオデジャネイロ・パラリンピックのための研究開発の内容を紹介していく。

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