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2020/3 Vol.123

表紙の説明:1931 年に米国のブラットフォード社で製造されたベルト掛け段車式普通旋盤の主軸台の換え歯 車装置部分である。当時は、段車の 付いた主軸端に小歯車を装着し、1、2段減速し、その都度、換え歯車表 を見て歯車を掛け替えて、送り速度 やねじのピッチを換え作業した。

表紙写真 北原一宏
撮影地協力 日本工業大学 工業技術博物館

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Tips for Academic Publishing アクセプトに繋げる論文投稿&学術出版の豆知識

第3回 Check Your Paper Status オンライン投稿システムの追跡機能を活用しよう

Tips for Academic Publishing
アクセプトに繋げる論文投稿&学術出版の豆知識

投稿した「あなたの論文」について行くことはできない以上、ジャーナルの意思決定を待っているしかない時間は長くつらいものです。本当に受理されただろうか、どこまで進んでいるのだろうか、返答があまりに遅いが問い合わせても大丈夫だろうか?そんなときに役に立つのが、多くのジャーナルがonline submission system(オンライン投稿システム)の中に用意している、投稿済みの論文のtracking feature(追跡機能)です。

図1は、追跡画面の一例です。画面レイアウトや掲載される情報はジャーナルによって異なりますが、意思決定のプロセスが一段階進んでいくごとに、Current Statusが更新されていくのが一般的です。

図1 ステータス追跡画面(一例)
学術論文情報ポータルサイトEditage Insightsより引用、一部改変

この画面を見ることで、著者は自分の論文が今どのような状態にあるのか一目でわかる―はずなのですが、確認してはみたものの、かえって不安になってしまった、という著者の方々も少なくないのが現状です。

論文の投稿までは詳細なマニュアル、凡例を用意しているジャーナルでも、追跡機能については充分な説明がない場合も多く、同じ表示がジャーナルによって別の意味になることもあります。よりいっそう著者を困らせるのが、一度進んだステータスが一つ以上前のものに逆戻りしてしまう場合があることです。何か間違いがあったのか、editorial office(編集部)に連絡するべきなのか…そんな悩みを少しでも軽減できるよう、今回は追跡画面でよく表示されるステータスと、止まったり後戻りしたりしてしまうその理由をご紹介します。

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