日本機械学会サイト

目次に戻る

2021/3 Vol.124

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

機構模型:てこクランク往復運動
年代未詳/真鍮、鉄、木製台座/H270, W365, D180(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵
工科大学もしくは工学部の備品番号「工キ學ニ二一七」の木札付。台座裏面に「百四拾九」と墨書あり。本模型の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きのものを含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機構模型が現存する。
上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵
[東京大学総合研究博物館]

バックナンバー

特集 MaaSにより目指す社会とそれを支える次世代モビリティ技術< 電子情報通信学会 合同企画 >

自動運転社会の実現に向けた学習型通信システム

岩井 孝法〔日本電気(株)〕

研究背景

多種多様なデバイスがネットワークに接続されるIoT(Internet of Things)の普及に伴い、医療・福祉、農業、監視、電力・エネルギー、自動車、ドローン、ロボットなどの様々な分野でネットワークを介した遠隔制御や協調動作する情報サービスの高度化が期待されている(1)。特に5GやLTEなどの無線通信の活用が期待されている。5Gの重要ユースケースとして、自動運転社会に向けた安全運転支援、遠隔管制、MaaS (Mobility as a Service)への適用に注目が集まっている。無線通信ユーザ(人やモノ)のネットワークに対するニーズは、従来のスループット等の通信品質であるQoS(Quality of Service)から、通信を使うサービスの満足度に関わるアプリケーション品質であるQoE (Quality of Experience)(2)(3)を重視する傾向に変化してきた。そのような傾向の中で自動運転社会を実現していくためには、アプリケーション品質を保証することが重要になる。本稿では、学習型通信システムの概要と、それを自動運転社会へ応用した例について紹介する。

学習型通信システムの概要

5GやLTEなどの無線通信においてアプリケーション品質を満たすためには、単にネットワーク機器を設置するというだけでなく、基地局から接続先のサーバまでの通信混雑や競合を回避する運用が重要となる。図1に本学習通信システムのコンセプトを示す。従来、5GやLTEなどの無線通信では、通信品質劣化が発生する都度、ネットワークの専門家が数日を費やして、通信状態の分析と分析に基づく各通信の優先度や速度の調整を行うことで、混雑や競合を回避する運用を行っていた。それに対して本システムでは、分析や制御を学習により自動化することを目指している。

会員ログイン

続きを読むには会員ログインが必要です。機械学会会員の方はこちらからログインしてください。

入会のご案内

パスワードをお忘れの方はこちら

キーワード: