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2021/8 Vol.124

機構模型

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

材料試験機

年代未詳/エリオット・ブラザーズ社製/ロンドン(英)/真鍮、鉄、木製台座/

H537, W354, D282(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵

本体に「PORTER'S PATENT / ELLIOTT Bros. LONDON」の刻字あり。本資料の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きの機構模型を含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機器が現存する。

上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵

[東京大学総合研究博物館]

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技術のみちのり

新時代到来! 金属3Dプリンタ 三菱重工工作機械(株)

ー日本機械学会賞受賞技術の開発物語ー

2020年度学会賞(技術)
「パウダDED方式3次元金属積層造形機の開発」
三菱重工工作機械(株)

パウダDED方式で行こう!

金属3Dプリンタは、切削や研削加工では不可能な形状を実現し、異種金属の造形などを可能にするため、次世代の加工機として注目されている。2019年、三菱重工工作機械(株)は、世界初の技術を搭載したパウダDED(Directed Energy Deposition)方式3次元金属積層造形機「LAMDA」(図1)を開発し、市場投入した。

図1 パウダDED方式3次元金属積層造形機「LAMDA200」

はじまりは2013年にさかのぼる。三菱重工工作機械では、二井谷をリーダーとする技術本部の技術者たちが、金属3Dプリンタの事業化を目指して、製品開発にチャレンジしていた。開発対象に選んだのは、3DプリンタのなかでもパウダDED方式だった。パウダDED方式は、ノズルから金属粉末を造形箇所に供給し、レーザで基材と一緒に溶融・凝固させて、3次元形状を造形していく方法だ(図2)。造形速度が早いことや、造形サイズに制限がないため大型部品の造形に適しているなどの特徴を持つ。この方式を選んだのは、長年培ってきたレーザ加工技術を活かせると考えたからだ。大型部品を作ることができる3Dプリンタは海外でも非常に少ない。開発に成功すれば、航空・宇宙、エネルギ-、自動車部品など幅広い分野に適応できるのだ。

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