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名誉員から一言

責任ある工学=機械工学に誇りとトップランナー意識を

この度、身に余る「機械学会名誉員」の称号を拝命した。これを機に日頃考えている機械工学が果たすべき役割の一側面を述べてみたい。

私が「科学技術」ならぬ「技術科学」を志向し、「技学」を建学の精神とする長岡技術科学大学に着任したのは昭和55年10月だった。修士を修了し1.5ヵ年の企業経験があったものの、学術界の学も知らなかった私は当時25歳。博士の学位を持たずに着任したばかりの私を励ましてくれた言葉は二つ。一つは長岡技術科学大学初代学長の川上正光先生のことばで、「博士号なんか要らん。研究のための研究はするな。そのかわり実社会の経験を生かして、世の中が何を欲しているかを考えた上で、臭くて蓋をしてきたものに対する回答を出す研究をせよ」(1980.10.1、於:学長室)。もう一つは、初めて仕えた上司(故服部一郎名誉教授で、(株)IHIの技師長歴任)の言葉で、「俺はお前の研究の面倒を見る能力は無い。研究予算も出せない。けど、何をすれば役に立つかは教えてやれる。お前の仕事に否定態度はとらない。バランスが悪くても良いから、楽しんで研究せよ」だった。

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