特集 さらなる挑戦、小惑星探査機「はやぶさ2」 「はやぶさ2」搭載 MINERVA-II ローバのロボット技術と小惑星表面探査 吉光 徹雄・久保田 孝(宇宙航空研究開発機構) はじめに 「はやぶさ2」探査機には、小惑星表面の微小重力環境を自律的に移動探査するため、筆者らの開発した2台のローバMINERVA-II Rover 1A、1Bが搭載された(図1)。 図1 MINERVA-II Rover 1A, 1B 2003年に打ち上げられた「はやぶさ」初号機にも、筆者らの開発したMINERVAと呼ばれる探査ローバが搭載された(1)。しかし、MINERVAは探査機から放出後、小惑星に着陸せず太陽を回る人工惑星になったため、小惑星表面探査を行なっていない。MINERVA-IIはその志を引き継ぎ、機能を向上させたローバである。 会員ログイン 続きを読むには会員ログインが必要です。機械学会会員の方はこちらからログインしてください。 ログイン 入会のご案内 パスワードをお忘れの方はこちら キーワード:さらなる挑戦、小惑星探査機「はやぶさ2」
【表紙の絵】
でんきをあつめるきかい 武田 碧さん(当時 4 歳)
たくさんのかみなりのでんきをあつめてにんげんの生活にすこしずつつかうきかいがあったらいいなとおもって絵をかきました。