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2018/9 Vol.121

【表紙の絵】
何でも作るくん
田中 雄惺くん(当時8歳)
何でも作るくんが何でも人が作りたいぶひんを出しかんせいまで作ってくれる。

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特集「若手の会」が発信するAIの最前線

不動産業界におけるAI活用

清田 陽司〔(株)LIFULL〕

はじめに

あらゆる業界で急激に進行中の人工知能(AI)の活用は、ヒトの生活に密着する「衣食住」の分野でも盛んになっている。「衣」「食」では、生産、在庫管理、物流、マーケティング、販売、接客など、サプライチェーンのあらゆる段階でAIの活用が急速に進められている。最近では、カメラ画像処理などのAIを駆使してレジなしを実現した米Amazon社による無人コンビニ「Amazon Go」などが話題となった。

それでは、「住」に関連する不動産業界でのAIの活用の現状はどうであろうか? 本稿では、不動産業界におけるAIを中心とするテクノロジーの活用状況を概観するとともに、不動産物件画像へのディープラーニング適用、VR(Virtual Reality、仮想現実)やMR(Mixed Reality、複合現実)などによる不動産業界のイノベーション事例に触れる。最後に、IoTやロボティックスの浸透によるAIの適用領域拡大への期待を述べる。

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